東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【その6】アルファルファの結果報告(前編)(理:藤井和樹)

2015年11月18日 (水)

 中間報告のエントリー締め切りが迫ってきましたね。しかし中間報告の前になんとかアルファルファの栽培結果を投稿します。中間報告の投稿は間に合うのでしょうか。とんだ綱渡りになりました。こんばんは、藤井です。

 今日は10月14日以降のアルファルファの報告をします。さて、10月の11日から栽培を開始したアルファルファですが、次の日には少し芽を出し、以降ほぼ停滞することなく伸び続けました。下の3枚の画像が17日の物です。ちなみに1枚目の写真は冒頭のものと同じものです。ややAの元気がないように見えます。しかし順調に伸びてはいる様だったので栽培条件は変えずに育てました。水道水に含まれる塩素などの成分が悪影響を与えていたのかもしれません。土に水道水で育てていたDも、BやCに比べると芽が細かったので、やはり水を変えると成長に影響は出るようです。BとCは元気に太く育っています。

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左からA、B、C、Dの順番です。

 続いて22日の写真です。見づらい写真になりました、反省として白菜の報告に生かしたいです。全体的に20日ごろから伸びが鈍くなった様に見えます。また、17日の時点では元気だったBに、この日以降やや張りが見られなくなりました。軟水で栽培したため、ミネラルが不足し、悪影響を及ぼしたのではないかと思います。動物は生きていく上でミネラルを補給することが必須ですが、植物も生きていくのにマグネシウム、鉄、ナトリウム他様々なミネラルを必要とします。硬度30mg/Lだとアルファルファはある程度以上の組織を維持できなくなるのかもしれません。一方でCはしっかりとしているので、今回の不調はミネラル不足が原因の可能性は高いと思います。逆にAとDはやや元気を取り戻したように見えます。特にDはぐんぐん上に伸びてきました。太さもしっかりしていて、曲がりなく伸びています。土の力はすごいですね。

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左上からZの向きにA、B、C、Dの順です。

画像も多くなってしまったので、今回はここで終わりです。ぜひ次の記事も読んで見てください。

コメント

理学部・藤井さん

遺伝の渡辺でございます。植物にももちろん、ミネラルですが、種子にもミネラルはありますが、アルファルファの種子は小さいですからね。考察していることは、それなりによくできているかと思います。なにより、土が大きく成長しているから、明確ですね。

ただ、本来なら、純水にいくらのミネラルをどれくらい入れるかをやらないといけないのですが、トレンドとしては、。。。その当たり、どんな金属が必要か調べてみて下さい。

わたなべしるす

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