東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

生長 ※問題発生(工:赤石亮将)

2015年11月18日 (水)

前回の記事の最初にお話しした蔵王サイクリングの帰り道に見かけました。

 

いろんなカカシが立っていました。夜だと少し不気味で人も近づきづらいですね。

 


工学部の赤石です。

 

ブロッコリーは発芽後、それまであった出窓付近で引き続き育てました。

カーテンを開き、ちゃんと日差しが当たるようにしました。

 

 

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部屋の中に入れっぱなしだと、ブロッコリーに当たる日光が出窓から入るものだけとなるので、茎は出窓の方向に曲がって伸びていきます。

 

ベランダなどに出すと日光は広い範囲から当たりますが、気温が低いため成長に悪影響を及ぼす可能性があると考え、室内に置き、数日おきに鉢を回転させました。

 

数日たつと、茎が伸び、子葉と形が異なるギザギザした形の葉が一枚生えてきました。

 

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写真からも分かるように、子葉より濃い緑色をしていました。

 

そして10月末、問題発生。

なんと、茎のいくつかが倒れ掛かっていました。

 

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徒長でしょうか?一般的な生長がどのようなものかはわからないので断定はできません...

過去のブログを読み漁って、徒長の原因が水のやりすぎであることがわかっていたので水を4日に1回程の頻度でやっていました。

  

 

ブロッコリーの育て方を事前に調べていたので、発芽直後に間引きもをしたかったのですが、このような現状であること、せっかくの命をついばむことに気が引けてしまったので、すぐには行いませんでした。

 


レッドキャベツについてです。

 

レッドキャベツは播種のときはブロッコリーと一緒の場所においていましたが、発芽後は日光の当たらない場所に移動させました。

 

レッドキャベツはブロッコリーと比にならない速さで生長していきました。

10月末の時点でコップから葉が出る長さに茎がなるものもありました。

 

しかし、こちらでも問題が発生しました。ある日気づいたら何本か元気のないレッドキャベツがいたのです。よくよく見てみると、根元にカビが生えていました。

 

ブロッコリーとは対照に、レッドキャベツには最低2日に1度は必ず水をあげ、ティッシュが常に濡れている状態を保っていたのですが、それが裏目に出てしまったのでしょうか。それを確認した後は、すぐにカビが生えていないレッドキャベツで茎の長さがある程度あるものを抜いて、洗ってそのまま食べました。数日後、カビはティッシュ全体に広がっていました。ごめんねレッドキャベツ。

 

レッドキャベツは普通のキャベツに似た味がしました。

 


 

写真を撮ることを怠っており、あまり写真のない記事となってしまいました。ブロッコリーはゆっくりと、レッドキャベツすばやく生長するため写真のタイミングには気を付けないといけません。

コメント

工学部・赤石さん

遺伝の渡辺でございます。かかしがこれだけ並んでいるのも、すごい風景ですね。鳥よけと言うより、品評会のようですね。

さて、ブロッコリー、土と、植物体を見る限り、徒長をしているということ、土が乾燥気味と言うより、水をあげないとブロッコリーがピンチではないでしょうか。徒長は、太陽光が不足しています。葉っぱが縮れているのが、水をやりすぎというよりは、乾燥しすぎでないかと。少し土を掘り返して、下の方まで水分がたくさんあるか見て下さい。水をあげるときは、下から水が出るくらいたくさん上げること。そうでないときは、乾かす、それを基本に。

レッドキャベツのスプラウト。写真がないのが残念ですね。理系では、写真というのは重要な証拠であり、何より大事なものです。毎日、観察したとき、写真撮影をしましょう。

わたなべしるす

旧展開ゼミ