東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

レッドキャベツの栽培報告(工:杜邦)

2016年1月11日 (月)

(十一月二十五日 七時 自宅)

20160111122745-01bf1663b649b63e455971753af707024f710794.JPG(十一月三十日 零時二分 自宅)

 すでに十日経ちましたけど、明けましておめでとうございます。

 工学部の杜邦と申します。

 第二回のレッドキャベツの栽培も、残念ながら、失敗しました。失敗の原因を考察して、二つあると思います。

 一つは前回と同じく、防カビ策の不完全によって、根にカビが着いたことです。

 もう一つは、ティッシュを何枚重ねてできた「土壌」は、硬すぎて、根毛が出ても、根がうまく固定できないことです。

 そう考えれば、前回の失敗の原因も、不適切な操作より、硬すぎる「土壌」のためかもしれません。

 この二つの原因から、三回目の栽培を成功させるために、「防カビ(滅菌)」と「根の固定」という二つの方面の努力が必要だと思います。

 この考えから、三回目の栽培は、栽培条件を変えて、「ティッシュでできた土壌」ではなく、カビが着きにくく、根の固定に役に立つ穴も入っている「滅菌ガーゼ」を使うことにしました。また、水やりもスプレーでやるようにしました。

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 十二月六日、栽培を始めました。水やりをたっぷりして、段ボール箱でかぶって、外からの光線を切りました。

 一日二回水やりをして、水位をちょうど種を超えるぐらいに維持しました。

20160111123522-270dfa99c57d7dc704f81816fcd66d454701be60.jpg(十二月十日 零時五十九分 自宅)

 十二月十日、白い根が種から出て、根の固定のための白い根毛も観察されました。

 そして、根の成長が続けて、ガーゼの穴を突き抜けて、いつもガーゼの下の水と接触するようになりました。穴周辺を根毛でよく固定してから、本体の茎の成長が始まりました。成長速度がすごく早くて、十二月十三日まで、早いのはすでに4センチぐらいになって、日照を受けて成長するようになりました。茎が淡い紫色で、芽の葉が、紫色と、淡黄色二種類あります。

20160111123656-87915b897f4d31054445e9c920776b7aab432f69.JPG(十二月十三日 二十三時五十七分 自宅)

 さらに成長が続けて、茎が伸びるとともに、芽の色が「中心部が黒みを帯びた深い緑色で、縁部分が深い紫色」のようになりました。

20160111123938-89ce2dbfe22080b2ca488905c608b7a24a3fd62f.JPG(十二月二十四日 八時五十分 自宅 根の様子)

20160111124047-5ad0286dc60918e45dc667c12637c8d6651f7440.JPG(十二月二十四日 八時五十分 自宅)

 今はもう収穫できると思います。

コメント

杜さん

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!ラボスタッフ増子です。

レッドキャベツスプラウトの栽培、お疲れさまです!過去2回の栽培失敗、残念でしたね。私も一度失敗してますので、お気持ち分かります。げんなりしますよね。

ガーゼでの栽培、良いと思います。私もガーゼでの栽培でうまくいきましたし、管理しやすいですよね。

地上部が空気に触れないとカビちゃう。でも、根がしっかり張って、水に触れてないとかれちゃう。

その条件を、ガーゼだと満たすことが出来る気がします。水の取り換えもしやすいですしね。

いい感じに伸びていると思いますので、ぜひ実食頂き、感想聞かせてください。

またの投稿、お待ちしています。

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