東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

植物は育て主に似てのんびりと(農:堀井菜摘)

2017年12月12日 (火)

おはようございます。気付けばもう12月で、今年ももうすぐ終わろうとしています。入学したのが昨日のように思い出され、今までで一番時が経つのが早いと感じております。それはそうと、先日より定禅寺通でライトアップが始まったそうですが、みなさんは見に行かれたでしょうか。地元ではこのような催しがあまりなかったので、ぜひ見てみたいですね。

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さて、ミニハクサイの成長記録に移ります。気温は気象庁のデータを使用しました。

11月22日 9:21 室温17度

20171212075500-c2eb76b4f102509184a689d2c9b65857ee3800c8.JPG鉢に移植してから3日後に芽が土の上に顔を見せ始めました。この頃からすでに徒長ぎみとうかがえます。

11月24日 9:54 室温16度

20171212075646-f4698c9a83d2e0fc4b5f320e593a427dc3d456de.JPG向かって右上の株の子葉がなくなりましたが、次の写真を見ると分かるとおり時間が経つとまた復活しました。不思議ですね。室内より外の方がいいと何回もコメントをいただいたので次の日から外に出しました。

11月28日 9:25 気温2.7度

20171212075729-72ca84919de5e8666025bb275f26a803e0a0efd7.JPG外に出すと徒長は治まりました。しかしながら、秋頃の他の受講生のみなさんのような生長具合がうかがえない!むしろ生長が止まっているのではないかと見ていて思いました。それでも外に出した方が葉の張りが良くなったため、信じて待つことにします。

12月1日 8:14 気温3.2度

20171212075825-02d696ddb2ed49730e4dca7cd72605d7b3820a53.JPG向かって左の株に、新たな1対の葉が出始めました。前回はこの状態で生長が止まり枯れてしまったので、今度こそはこれより先のステージに進みたいです。右側の2つの株では、子葉の大きさが異なっているのがおもしろいですね。

12月7日 12:36 気温5度

20171212080528-ba92d314d2938902d5b9ef2383d99f6604362a7f.JPG上の写真と比べると、わずかではありますが生長していることが分かります。向かって右側の株にも新たな葉が出始めました。子葉がある程度の大きさに育ってからでないと新たな葉はでないと思ってたので、今回非常に小さな子葉でも新たな葉が出てきたことに驚きました。

新たに出てくる葉はギザギザなのになぜ子葉はなぜどれも丸っこい形なんでしょうかね。種の中に収納しやすいから?

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12月5日(上)と12月12日(下)の葉の比較です。横幅は4mm大きくなりましたが、茎はほとんど伸びていないためよい状態だと思います。12日の方が5日と比べて葉の色が薄くなっているのが不思議です。

20171212080442-bf504c0cdacab04701f986478661099c158908f8.JPG20171212080643-2b4ff5a3d0a0e791d46be33e60af9f78642ea2ac.JPG

(どうしても写真の向きがそろえられず、見づらくなってすみません。解消法を知っている方がいたら教えてください。)

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栽培1回目の土を2回目でも使い回しているのですが、これは土のなかの養分的には大丈夫なのですかね。よく農業でも1回栽培したら地力を回復させるために休ませるとかなんとか、と習った気がします.。

少しずつ生長しているのでこのままでも大丈夫だとは思いますが。

顕著な変化が見られないからといって更新が滞ってしまいましたが言い訳ですね。そのなかでも何かを見つけられる観察眼を身につけたいです...
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20171212080559-b617d5bab55d80f31d413dae9c9fcc2879fc2469.JPG蛇足ですが、今日目を覚ましたらなにやら懐かしい風景が広がっていました。雪は好きなので嬉しい反面、部活動の練習ができないためなんだかなぁという気持ちもありますね...

コメント

堀井さんこんにちは。

 そちらの秋田の方がイベント賑やかなイメージがありますね。

 ちなみに、年の功でたくさんの方を見ているので、東北各県の県民性について自分なりのイメージが出来上がっています。サンプル数が充分か、偏見じゃないのか、はさておいて。私の主観では秋田の人は東北一フレンドリーでとっつきやすく、話しやすいと思っています。深刻さをあまり感じません。特に海沿いのところにそう思います。

 さて、ハクサイの栽培、今回は本葉に行ってるようです。報告の温度は室温から外気温に変わっているのですね。

 種を播いた数が分からないのですが、この3つだったのでしょうか。ばらつきが大きいので発芽時に乾燥、深すぎ、浅すぎなどなかったか心配です。たいていの受講生は水のやり過ぎが多いのですが、今年は乾燥させる方が多いものですから。そして播種が浅すぎの場合がほとんどなのに、今年は深すぎという例がありました。

 まあ、この3株を大事に育てましょう。水をうっかり切らさないように(いくら寒くても乾燥状態ではいけません。水やりは一度に大量に、です)、日照を確保して、そしてエアコンの風など当たらないようにして下さい。

 今日の早い降雪から感じるように、今年は寒くなるのが早くて、植物栽培には逆風です。こちらも受講生に室内栽培を勧めるかどうか、判断に迷います。安全を考えたら室外の方がいいのですが・・ 極端に成長が遅くても栽培の醍醐味を味わえなくなり、それも困りますね。ちょっと考えどころです。

 この場合に限ってはまだ室外に置いて下さい。日照の問題もありますし、極端な温度変化をすぐに加えることもいけませんので。

 最後に雪が好きとは驚きました。これには敬服します。

 ラボスタッフ・オガタ