東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第4回:イタリアンパセリ発芽!(医:佐々木円花)

2019年10月29日 (火)

今回は、カイワレやちょい辛ミックス4と一緒に播種をおこなったにも関わらず、なかなか発芽してくれなかったイタリアンパセリの成長について書いていきたいと思います。

<イタリアンパセリ>

10/26(土)12:15

気温:23℃

湿度:77%

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この時点ではまだ全く発芽していませんでした。

10/28(月)20:10

気温:19℃

湿度:79%

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IMG_5405.jpeg

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ようやく発芽しました!

芽は伸びているもので約1cmくらいでした。

この機会を逃すまいと、早速植え替えを行いました。

なお、大きい方の鉢植えはちょい辛ミックス4に使っているため、今回は小さい方の鉢植えに植えました。

IMG_5414.jpeg

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ちょい辛ミックス4の時と同じように約3cmの間隔をあけて植えました。

そのまま玄関に並べて置いています。

今後ベランダに戻すかどうかについては、私自身が外に出ている時間が長く、雨や風等が急に強くなった時にすぐに中に入れることが難しいので、当分は玄関で育てようと思います。

せっかく本命のイタリアンパセリが発芽したので、今後は今まで以上に、慎重に丁寧に栽培していきたいと覆います。

(佐々木円花)

コメント

佐々木さんまたまたこんにちは

 写真は広瀬川でしょうか。この場所を思いつかないのですが、長いですからね。

 最後はイタリアンパセリの報告です。

 発芽が遅いのは、そういう特性なのですね。ちなみにそれもまた植物の生存戦略の一環なのでしょう。つまり、水があるからといってあまり早く発芽してしまうと、一過性の降雨で直ぐに乾いてしまえばどうなるでしょう。発芽してすぐに枯れるリスクが高まります。充分に見極めてゆっくり発芽する方が有利ということもあるのです。こういうことについて、植物は最適な方法を身につけているものです。

 さて発芽後、早めに鉢に移しましたか。写真で見ますと、実はイタリアンパセリよりもちょい辛ミックスの方が気になってしまいます。これは明らかに徒長して子葉の下の部分が伸びすぎ、倒れそうです。もうこの時期からは蒔き直しは遅すぎて無理かもしれません。今からリカバリーしながら育てましょう。

 先ずは株がフラフラしていれば土を若干足して(増し土)動きを止めましょう。その場合、数回に分けることもあり得ますのでいきなり大量にすることはありません。そして何よりも陽にしっかり当たる場所に移して下さい。玄関がたぶん明るめなのだろうと思いますが、人間の目の調節で明るく見えているだけで植物のエネルギーになる光量には全然足りません。ここはベランダにすべきです。風雨について考えられていますが、仙台の気候がこのところ激しいものではありますが、この植物は本来野外で栽培させるものです。順調に育てば雨風(鉢が転がるような風でなければ)にあたっても構いません。光量が足らないよりもずっといいのです。

 そして鉢受けが写真に無いのですが皿でも何でも置いて下さい。

ではまた、徒長のリカバリーを期待して報告お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ