東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

3. 順調に育っております。(農:粥川颯人)

2019年11月 9日 (土)

記事更新がまた遅くなってしまいました。申し訳ございません。

第2セメスターが始まってからなかなか生活リズムがつかめない粥川です。

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東北大の理系は全員、自然科学総合実験なる週に手書き約10枚のレポートを提出するという修行みたいなことをするのですが、これがなかなか終わらないんですねぇ、、、つらい、、、

それに加えて学祭事務局の仕事もあり、なかなか多忙な10月でありました。。。

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これくらいで言い訳はやめておきましょう(笑)

さて、今回の記事はこちらでございます。


外のキャベ男と中のキャベ男の比較

キャベ男の観察①(播種から36日)


外のキャベ男と中のキャベ男の比較

人間の中でもインドア派とアウトドア派ってありますよね。

そこでキャベ男がインドア派なのか、それともアウトドア派なのか調べるために対照実験を行うことにしました、というのが前回までのあらすじです。

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僕の予想としては「さすがにキャベ男も一糸まとわず仙台の寒さに耐えられるほど強くはないだろう」と思い、キャベ男=インドア派という予想を立てていました。

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が!ヨーロッパ出身のキャベ男くんは意外と寒さに強かったようでして外も中も大きな違いは見られませんでした!

あえて言うなら

・外のほうが少しだけ葉が小さい。

・中のキャベ男の土にショウジョウバエがいっぱい住み着き始めた

といったことでしょうか。

(うううっ、、、ショウジョウバエ、、、)

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しかし不思議なもので、キャベ男の隣にサボテンやガジュマルなどいろいろな鉢も置いているのですがショウジョウバエさんのお家になっているのはキャベ男の鉢とアボカドの鉢だけなんです。

おそらく、キャベ男とアボカドの鉢は比較的大きいため土の中に湿気が貯まりやすいとかの理由があるんですかねぇ。あと、自分がショウジョウバエだったら小さい家よりも人生ゲームの億万長者の館みたいなのに住みたいし、、、

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とにかく、ショウジョウバエに関しては衛生上よくないのでハエ取りグッズを買ってきておいてみたいと思います。

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ちなみに、早起き(あるいは遅寝)の皆さんならよくわかると思うのですが、朝方はこれでもか!っていうくらい結露します。つまり、朝方には外のキャベ男の鉢には自動的に水やりがされているわけであります。

この点を踏まえて、外のキャベ男への水やりは基本的にしないようにしています。(中のキャベ男は2~3日に一度)

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キャベ男の観察①(播種から36日)

続きまして、キャベ男自身の観察でございます。

特に前座の話があるわけでもないので箇条書きで列挙していきます。

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・本葉の大きさは約5cm

・子葉の大きさは縦1cm、横3cmくらい

・本葉の形は円に近い

・子葉の形は潰れたハート形

・茎頂から巻かれた状態の葉がニョキっと出てくる

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ここでおやっ?と思った方もいるかもしれませんが、実は本葉がすでに出ていたんですねぇ!本葉が出てきたタイミングはだいたい10/20(発芽から約2週間後)くらいでしょうか。

一面トップになるくらいの記事なのに、本当にキャベ男に申し訳ないです。

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今は一つの株に4枚程度の本葉が出ていて、本葉をちゃんと観察すると「いわれてみればキャベツだ!」という形をしております。まじまじとキャベツを見たことがなかったので気づかなかったのですが、葉のふちが波形になっているんですね。

丸まっているキャベツを伸ばして観察するなんて絶対にしないのでこういう機会じゃないとわからないですよね。早くロールキャベツ食べたいなぁ。

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次に茎頂についてですが、かわいいですね、この出現!まるでかぐや姫が出てくるシーンみたいです。アボカドの葉もこれと同じように出てくるのですが、新しい葉を見るたびに赤ちゃんを見ているような気持ちになりますね。

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「今回の記事から変な点々がついてるぞ」と気づいたかもしれまん。なぜかenter keyを押しても改行のスペースが空かないのでインスタグラマーみたいに点々で代用することにしました。不便だなぁ、何とかならんのかなぁ、

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キャベ男blackの方も元気なのですが、一つの記事にいろいろと詰め込みすぎると見にくいなと思ったので次回記事で取り上げたいと思います。

ここで宣言しないと永遠に更新しない気がするので次回記事の更新日時を宣言します。

次回記事の目標は!11/14にします!

なかなかタイトな目標を設定してしまいましたが受験期を思い出して頑張りたいと思います。

コメント

粥川さんこんにちは

 相変わらずの手書きイラスト、面白いですね! 今回は虫を表現でしょうか。

 手書き十枚のレポート、まあ分量は多いと思いますが、そういうこともありますよ。大変だとは思いますが、だらだらと実験経過ばかり書くのではなく、将来への練習と思って書きましょう。卒論を始めとしてたいていの報告はそれより長いです。

 学祭はお疲れ様でした。各ブース、ステージ、ミス東北大(どちらかというと隠し芸大会)とも盛況でよかったですね。

 さて報告ですけれども、ヨーロッパ出身は強いです。黒海とか把瑠都とかが強いのと同じです。寒さには全然平気ですよ。こちらとしては室内のキャベツが育つ方が不思議なのですが...... どういう光環境なのでしょう。しかしこれから室内の高温(特に夜温)&日照不足で室内は加速度的に環境が悪化してきます。どうなるでしょうか。

 写真が少な過ぎて完全に様子が分からないのですが、間引きを順次行って下さい。追肥についても他の受講生に言っている通りです。

 ショウジョウバエについては、正直分かりません。湿り気があれば増えるだろうなあ、とは思いますが。土はどうでしょうか。未熟な有機質が多いと腐敗したり虫の餌になったりします。完全に発酵・分解が終わり、そこらの微生物にはそれ以上分解できない状態がいいのですが。まあ、ショウジョウバエは不快ではありますが作物を食害しません。しかし本当にショウジョウバエでしょうか。食害をもたらすコナガか何かでないことを確認しましょう。

 水やりは適宜、です。鉢土の表面が乾いてきたら与えることです。もちろん気温が低くなれば、蒸発もしませんので頻度は少なくなるかもしれません。しかし植物が大きくなれば吸い上げる分が増えますから逆かもしれません。例年、今が一番乾きにくいことは確かです。各自の環境は違うので一概に何日おきとは言いずらいのですが原則を守って下さい。

 新しい葉はかわいいものです。しかしかぐや姫って...... 親指姫の方が小さいのでは。

 投稿の日を予告するのは、まあいいのですが、自分で自分を追い込むいわゆる自爆なのでは、と思います。頑張って下さい。

 改行について、そのうち解決して下さい。

 忙しさで受験期を引き合いに出していますが、正直言いまして東北大の受験に苦労するとは思えません。それほどの大学ではなく、大したことはなかったと思います。これからの人生、はるかにしんどい、山のように課題があることは多々あります。おまけに人相手の仕事であれば自分が努力するだけでままならないことがあり、自分の勉強だけで話が済んだ頃が何と楽だったかと思うでしょう(本当)。

ではまた、予告通りお待ちします。ダメそうだったら短くても間に合わないよりいいです。

ラボスタッフ・オガタ