第8回:カイワレの緑化、ミックス種とパセリの追肥(医:佐々木円花)
2019年12月21日 (土)

こんにちは、今回はカイワレの緑化と、ちょい辛ミックス&イタリアンパセリの追肥についてご報告したいと思います。
1.カイワレの緑化
12/14(土)
天気:晴れ
気温:12℃
緑化0日目です(この日の午後からベランダに出したため)。最も長いもので約12cmでした。まだ植物体がまっすぐなので、緑化もうまくいきそうで、安心していました。前回はこの長さの段階でもう倒れてしまっていましたが、今回はそのようなこともありませんでした。水やりの際のスプレーで倒れてしまうことがなくなったからかもしれません。
家の中は暖房で乾燥していることもあって、こまめに水を変えなければなりませんでしたが、その代わりに暖かく、カイワレにとっては成長しやすい環境だったのではないかと思います(室温は、私が家にいるときは25℃前後に保っていました)。しかし、外に出してしまうと気温も下がるばかりか、日当たりも良くないので、緑化に時間がかかってしまいそうで、少し心配ではありました。
12/18(水)
天気:曇り
気温:10℃
緑化4日目にしてようやく葉が緑に変化しました。初めから成長が順調だったものは少しコップからはみ出してしまってはいますが、全体的に元気で、前回に比べまっすぐに育ったと思います。そして何より、美味しそうに見えることが一番嬉しいです。
この後、3回目のカイワレを収穫しました。調理については次回書かせていただきたいと思います。
1本を残して枯らしてしまった1回目、少し徒長させすぎてしまった2回目に比べて、今回の栽培はうまくいったといって良いのではないかと思います。まだ種が少し余っており、ちょい辛ミックスとイタリアンパセリの成長を待っている間にもう一回くらい栽培できそうなので、4回目に挑戦してみようかと考えています。
2.ちょい辛ミックスの追肥
12/14(土)
天気:晴れ
気温:12℃
10日に肥料を与え、追肥後4日目になります。追肥に用いた肥料は講義の最初にいただいたもので、固形肥料なので、根から離れたところに与えるようにしました。プランターの場合は、あまり根からの距離を取ることが難しいので、縁の部分に近いところに肥料を入れました。与えすぎると根を傷めてしまうので、その点についてはしっかりと注意して肥料を与えたつもりです。
追肥をする際には光量、温度、土の中の空気が十分であることが必要であるそうで、あまり頻繁に水を与えすぎてしまうと土が乾燥せず、空気が土中に不足し、湿気と吸収されていない肥料のせいで根腐れを起こしてしまうとのことでした。やはり、水やりの頻度には今後も気をつけていかなければならないのだと再確認しました。
ただ、前回アドバイスをいただいたように、1回に与える水の量は多い方が良いので、1回あたりの水やりが十分な量になるようにしていこうと思います。
12/18(水)
天気:曇り
気温:10℃
前回(12/14)よりも本葉が大きくなりました。あとから植えたものは結局成長してはくれませんでしたが、その分この1株に対しての世話に力を入れようと思います。こちらはイタリアンパセリとは違って徒長はしていないため、茎も少ししっかりしているような印象を受けます。
3.イタリアンパセリの追肥
12/14(土)
天気:晴れ
気温:12℃
こちらも10日に追肥をし、様子を見ている段階です。徒長も前回よりは抑えられています。下の方の2本が、土寄せ後に少し距離が近くなってしまったようなので、成長の様子を見て、もう少ししたら間引きをしなければならないだろうと考えています。大きい方の株は、2つ目の本葉が出てきました。
12/18(水)
天気:曇り
気温:10℃
他の3つより大きな2株は、2つ目の本葉もだいぶ大きくなってきました。徒長も進んでおらず、茎も心持ち太くなってきているように見えます。写真では少しピントがずれてぼやけてしまいましたが、どの個体も葉の状態は悪くないので、この水やりの頻度でもう少し様子を見たいと思います。
(医学部1年 佐々木円花)
コメント
佐々木さんこんにちは
さて、カイワレの緑化はきれいで、美味しそうな仕上がりですね。トータル何日でできたのか不明ですが美しくフィニッシュできました。おっしゃる通り室温が高いので伸びが良かったと思います。というより、室温25℃というのはかなり暖かい数字で、ワイシャツ一枚でちょうどいいと言われている室温です。
この辺の温度加減は各自の育ってきた地域と、家庭によってだいぶ違います。よく言われているのが北海道民の25℃超でアイスを食べる、というのがあります。そして全く余談ですが夫婦で暑がり寒がりが大きく違うと亀裂が入る第一歩と呼ばれています。
カイワレの種子が余っていれば、ラスト一回使い切ってしまうのがいいですね。佐々木さんはもうカイワレには慣れた、というかコツを見切っていると思いますのでまたきれいに収穫できるでしょう。
ちょい辛ミックスは本当にゆっくり生育しているようです。肥料の注意事項はまとめられた通りです。株元から離すのは肥料焼けを防ぐというよりも肥料を吸収する根の先端部に与えるという意味ですね。
イタリアンパセリも同様です。まあ、気長に見てあげて下さい。
仙台はこれから徐々に気温が下がり、一週間でだいたい1℃の割合で変わります。秋田の気候は分からないのですが、それより寒い(体感的に)でしょうか。先日私は弘前に行きましたが、途中大館経由しましてむちゃくちゃ寒いと思いました。若い人でも健康に気を付けましょう。
ではまた、報告お待ちします。
「これは何?」と当然のように言われましたが、実は膵臓のランゲルハンス島を表しています。残念ながらβ細胞などを表現はできませんでした。佐々木さんも将来組織学で各種臓器のプレパラート切片をスケッチすると思いますが、確かに島のように見えるものです。
ラボスタッフ・オガタ