東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

文章量 vs. 回数、収穫、年末年始(12/23)(渡辺 正夫)

2019年12月23日 (月)

 去年までであれば、天皇誕生日で祝日。来年からは2月に。年末、年度末の忙しい時期なのは変わらずと言うところでしょうか。朝の気温は氷点下に近い日もありますが、日中は意外と気温が高く、12月とは思えないような気温なので。。。先週のうちにと思ったのですが、出張などが重なり、こちらのガラス室での栽培状態と一緒にお知らせできずでした。それぞれの記事へのコメントは、ラボスタッフのオガタくんがしてくれていると思います。オガタくんとも議論しながら、あれこれと書いてくれていますので、参考にして下さい。このところの記事を見ながら気になっているのは、投稿回数と文章量でしょうか。この講義の主眼として、観察して、それをきちんとした文章にまとめるというのがあります。一方で、講義で単位となることを考えると、一定の回数も必要です。量と質の問題です。これは、これからの大学生活、社会人になってもついてくる問題です。できれば、質・量とも高いレベルというのがよいです。一方で、渡辺の師匠である日向教授が言っていたのは「枯れ木も山の賑わい」という言葉。質の高い論文が少ないと、仕事ができるのか、と言うようなことがつきまとわれる。なので、まずは、たくさん書いてみて、その中で質の高いものがあればよいと。全ての論文がNature, Scieceなどに掲載されるわけではないですから。そんなことも考えながら、もう1ヶ月くらいの展開ゼミを完遂して下さい。

20191223142026-7a8878cef1ec2e42d2925e3c5e922804287cd022.JPG 今年は、「ミックス」というちょっと変わったものを栽培してもらいました。いわゆる、「ベビーリーフ」のたくいです。今日、ガラス室で栽培しているものをその場で収穫して、食してみました。市販のベビーリーフの栽培がどの様なものか分かりませんが、水耕栽培、あるいは、かなりの弱光なのではと。栽培したものは、かなり葉っぱの厚みと植物特有の苦みも。苦みについては、受講生の皆さんも書かれてあるとおりで。もちろん、市販するわけでないので、どのタイミングで収穫するのもありですが、いい「加減」で、収穫、食することをやってみて下さい。そんなタイミングを見つけるのも、1つの観察だと思いますので。

20191223141923-c62e7910a241e4c82274f2a35c4f80b58bc3b13b.JPG20191223141939-727a7067f6271c3b665e699df3778405d30bd7b8.JPG 大学の講義がいつまでなのか、研究室にいると、わかりにくいのですが、ぼちぼち、年末年始のお休みに。寒くて、日当たりが悪ければ、たっぷり水をやっておけばよいのですが、年末年始の休みが暦通りで、9日とか。そう考えると、その方法は少し難しいかも。先達の皆さんも持ち帰ったり、いろいろと工夫をしていました。是非、新しい工夫を盛り込んで、年末年始を乗り切って、2020年の栽培につなげて下さい。慣れない栽培、慣れない記事を書くこと、大変だったと思います。そんなことを気にかけながら、2020年への思いを新たにして、残りの講義を頑張って下さい。

20191223142225-d09941c3bf3a19c62c1666cd617d3c6c4ceca6b5.JPG
 わたなべしるす