東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

九大戦終了!(工:山田唯人)

2022年1月11日 (火)

こんにちは。

工学部機械知能航空工学科の山田唯人です。

前回の記事にも少し書いたのですが、年末の12月25日から年始の1月4日くらいまで長野県の野沢温泉スキー場で九大戦という国立大学が集まる大会に参加してきたので、その前後の植物の様子を報告していきたいと思います。

ちなみに自分はスキー部のうちのアルペンという部門に所属しているのですが、九大戦の結果は新人賞2個&4位という結果でした。まだまだ練習が足りないので小手からもっと練習していこうと思います。

今回の記事も前回の記事と同じように植物の種類順に比較をしていこうと思います。

この記事での大会参加前は12月20日で、栽培開始82日目、大会終了後は1月5日で栽培開始98日目です。

<おてがるキャベツ 金系201号>

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上が大会参加前、下が大会終了後の写真です。

撮影している時間帯に大きな差があり、光の加減が全く違う性もありますが、上の写真の大会参加前の方が植物が生き生きとしていて、色も鮮やかになっているように見えます。

また、下の大会参加後の写真は葉が少ししおれていて元気がないように見えます。

この原因は寒さにあると思うのですが、その影響がコカブの方により強く出ていたので、考察はコカブの方に記載しておきます。

<コカブ CR雪あかり>

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上が大会参加前、下が大会終了後の写真です。

大会参加前は葉がしっかりとして茎も上に伸びています。

それに対して大会終了後の写真では茎が下に垂れ下がってしまっていて、葉も少ししおれてしまっています。

北海道合宿と今回の大会は期間はあまり変わらなく、長期間家を空ける前にはペットボトルに水を満タンにしていったので、条件にほとんど変化はありませんでした。

この2つの合宿での違いは気温の変化のみだと考えています。

気象庁のホームページによると、北海道合宿中の12月12-18日の週の気温は仙台市で4℃から7℃だったのに対し、九大戦中の12月25日から1月4日までの気温は仙台市で-2℃から2℃と、大体4℃くらい下がっています。

この差が植物をしおれさせるかそうでないかという違いを生んだと考えています。

<サラダレタスミックス>

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56490199-016F-4B41-8A79-7A01FFEF2D90.jpeg上が大会参加前、下が大会終了後の写真です。

大会参加前は少し徒長はしているものの、葉の色も緑色で健康です。

しかし、大会参加後は寒さによる影響か、全然大会参加前と比較して成長しておらず、少し凍っているような感じもあります。

これもコカブと同じく寒さによる影響だと考えているので、今後この展開ゼミを受講する人達はできるだけ早めに種を蒔き、寒さ対策をしっかりとすることを強くおすすめします。

コメント

工学部・山田さん

前回が北海道合宿、今回が長野県での大会の前後の比較かと思います。比較をするの生長がどうなっているのかを理解するために大事なことです。ただ、1回、1回は独立な発表です。ですので、その度ごとに写真を撮影するということは大事なことです。そうでなければ、前回の記事の写真と同じと記せばよいわけです。でも、それではわかりにくいので、同じ時に取った別の写真を載せるわけです。これは実験をする上で大事なことです。よく観察すると、キャベツの1枚目が前回のキャベツの2枚目と同じですね。サラダレタスミックスも同じパターンになっています。こういうことは避けて下さい。科学的というか、これもある種のレポートです。同じものは使わないことがある種のルールです。

写真の撮り方については前回も書いたとおりです。全景は分かりますが、萎れ具合はこの写真ではわかりにくいですね。もっと近づけて写真を撮るなどの工夫が必要です。これまでの投稿、他の受講生のものを参考にして下さい。

寒さに対する耐性は植物種によって違います。カブの仲間よりも、キャベツの仲間の方が強いですね。それくらい寒かったということです。年末年始は外気が-5oC近くまで下がっていたと思います。その当たりもしっかり調べてみて下さい。


わたなべしるす