高等植物におけるDNA損傷(CPD, 6-4光産物)の
動態と修復活性、ならびにUVB耐性機構に関する研究


















UVBによって生じるDNA損傷の代表的なものとしてシクロブタン型ピリミジンニ量体 (CPD) や(6-4)光産物があげられます (図5)。これまでの研究から、高等植物のUVB耐性機構を考える上で、UVBによるCPDの生成とその光修復能力は重要であることが分かりました(Hidema et al. 2006, Review, Annals of Botany)。しかしながら、もう1つの代表的な損傷である(6-4)光産物の生成とその修復能力のUVB耐性機構への関わりについては不明です。

現在、UVB抵抗性の異なるイネ品種や、イネ以外の植物(キュウリ、インゲン、ナス、アラビドプシスなど)、さらには(6-4)光産物を特異的に修復する(6-4)光産物−光回復酵素の活性が欠損している Tos17 変異体などを材料に、(6-4)光産物の生成とUVB耐性機構に関する研究を展開しています。


 
ホームページ制作 フリー素材 無料WEB素材
Copyright (C) FreeTmpl001 All Rights Reserved.