播種と発芽(1日目~4日目)(農:新谷紗也)
2019年10月10日 (木)
ボールキャベツは2~3mm、ブロッコリーの芽とふあふあミックスの種は2mmほど、そしてサラダ京水菜は1~2mmでした。
サラダ京水菜の種が他より小さかったことが意外でした。
色はどれも茶、こげ茶、黒といった色の種がそれぞれありました。
10月7日ようやく播種を行いました。時間帯は5:30~6:30 気温15度(温度計がまだ手元になかったので天気予報の気温を参考にしました。)
蒔いた品種
ボールキャベツ
ブロッコリーの芽
ふあふあミックス
10月3日に頂いた鉢植えの大きさから考えて、最終的には一株となるであろうこと、途中間引きすることを考慮して今回は6粒の種を発芽させることにしました。
ろ紙に水をひたひたになるくらいまで入れて、種を間隔をあけて置きました。その後日が当たるように少し工夫してベランダに置きました。

コップには3cmキッチンペーパーを敷き詰めて、水をひたひたになるくらいまで入れました。水を入れるとかさが減って厚さ2cmほどになり、1cm以上という情報をどこかで仕入れていたのでちょうど良いと判断し、種を蒔きました。昨年の番場さんの記事でコメントに種を敷き詰めるように、そうしないと上手くまっすぐに成長しないという内容のアドバイスがあったので、それを参考に少し多すぎるかなと思うくらい種を敷き詰めるように蒔きました。
その後コップ全体をアルミホイルで遮光してから室内の光の当たらないところに置きました。
その後レタス類は光が必要なので薄く土をかぶせるという情報があったので今回はレタスではないですが、似たようなものだろうと判断して、薄く土をかぶせて水を与えてベランダに置きました。日当たりが悪いのだけ心配です。
10月7日に種まき作業をしている最中、種を蒔いてから30分後のブロッコリーの芽に変化が!早速種が割れていたのです!
ボールキャベツの種は6つあった種の内一つが割れて中身が見えていました。
条件がそろうと種が発芽するのはとても早いのだと言うことが今回よく分かりました。
10月8日夜18:30(気温18度)に観察を行いました。
ボールキャベツでは、蒔いた種6粒全ての発芽が確認できました。3~4mmの根ですかね?白いものが伸びているのが確認できます。
根っこのふわふわとした綿毛のようなものがたくさん確認できました。
10月10日、8:30(気温14度)、一日空いてしまいました。
せめて一瞬だけでも確認するべきでした。
発芽直後の時期は変化が激しいということを種を蒔いたその日に実感したばかりだというのに、またまた植物の成長の早さに驚かされました。
ブロッコリーの芽はシャーレの蓋についてしまっていて、高さ1.5cmほどで長さは3cmくらいになっていました。
ボールキャベツにおいては朝時間がなかったので、とりあえず現状維持し、帰ってきてから植え替えを行うことにしました。
これからはこまめに観察記録をあげていけるよう頑張ります。
コメント
新谷さんこんにちは
最近の仙台はめっきり涼しくなり、木の葉が舞うようになりました。しかし長期予報でみると、例年よりも秋が暖かいらしいですね。この展開ゼミにはラッキーなことです。
慌てて播種を始めたとのこと、スタートダッシュで上手くいけばいいですね。
ボールキャベツから始めたのは正解です。よく説明書きを読んで、適期を確認したものです。ミズナと生育適温が違うわけではないのですが、なるべく早く大きくしないと結球しないということです。まあ、ミズナの方も始めて下さい。これもまた温度が高い方が冬までに大きくなれます。
用具については、先ずはそれでいいでしょう。いずれは温度計もあればいいですね。種子の観察も、今年は皆さんそれを行われますが、観察眼という意味でとてもいいことです。
さて、ブロッコリーのスプラウトなんですが、文章の意味がよく分かりません。あとで鉢に移すように10粒播いたのでしょうか?
そしてベランダに置いたとありますが、吊るしているような気がします。風に弱そうです。ボールキャベツは好光性種子ではありませんので、後で書かれている通りに発芽だけは室内でいいですね。
コップのスプラウトは、播き床の調整は適切だと思います。アルミホイルでしっかり巻いているのなら、遮光も安心です。そして何より良いのが入れた種子の数ですね。ブロッコリースプラウトはちょうどこのくらいの密度が適切です。これよりまばらだとうまく丈が伸びません。スーパーで市販のスプラウトを見れば分かりやすいと思います。
ふわふわミックスの播種もとてもいいものです。リンクを張っているサイトを参考にして、水をやってから播きましたか。鉢に入れている土の量がやや多めかな、とは思いますがこのままいって下さい。
それと、ふわふわミックスはレタスではなく好光性種子ではありません。しかし種子の覆土は深いよりは浅い方が失敗が少ないのでこれでいいと思います。慣れないほど深くしがちですから。
発芽はどれもこの時期なら早いものです。
今は色々な発見があり、記事もいろんなことを盛り込みますが、ピンポイントの記事で構いません。その方が短く手軽に投稿できるので、結果的にこちらのレスポンスも早くなります。それをフィードバックしやすいということですね。つまづきは早めに修正、です。
ボールキャベツについて、これは本当に逆サイドを突いています。発芽のシークエンスが起動するには暗い方がよく、いったんスイッチが入ったらなるべく明るくする、それがセオリーです。
鉢への移動も残念ながら遅めでした。10/8時点でもよかったかな、と思います。早くも徒長しています。長く伸びた茎(正確には胚軸部分)はもう戻ることはなく鉢での生育がちょっと厄介かな、と思います。種子のエネルギーも相当量使ってしまったでしょう。
次にミズナにチャレンジする時には軌道修正しましょう。
ペトリ皿に播種したら、置き場は「室内」にして下さい。スタートダッシュで温度が高い方がいいからです。アブラナ科といえど、あえてホイルで遮光することもありません。そして根が5mmも出てきたら即、鉢に移して下さい。そこからはなるべく日光の当たるところへ、です。覆土は多すぎずうっすら隠れるくらいでいいでしょう。遅くならないよう、もう移すタイミングを考えて鉢と土の準備、置き場の確保をしておくべきです。
もし土が足りないなどありましたら、市販のものを買うか、当研究室に取りに来てください。
ともあれ今後の栽培は文章にある通り日当たりをしっかり確保しましょう。直射日光が何時間当たるのか、これを是非教えて頂ければそれに応じたコメントを付けられます。それは最需要なポイントになります。
次は鉢の状態をお知らせ下さい。こちらとしては水やり、土の乾き具合、土の量、もちろん徒長を含めた植物の状態を見てコメントします。
スプラウトは結局、正規のコップと、別枠でもう一つを並行されたということでしょうか。しっかり遮光をして成長を比べましょう。時折は見て、水の量、カビがないかなど確認して下さい。けっこう温度によっては乾きが早くなり、干からびてしまうことがあります。
記事では次回予告があるのがいいですね。あ、不織布とありますが、これをする受講生は今までほとんどいません。そして不織布にもいろいろなものがありますので、それも教えて下さい。
家庭菜園的なこの展開ゼミですが、特に農学部の人には植物に親しんでもらい、理解してほしいと思います。それに併せて科学的なものの見方をしましょう。例えば、写真の撮り方は斜めにせず、角度と縮尺を明快にしましょう。
さて、サークル活動は楽しんでいるようですね。学生時代は何かしておくのがなによりです。登山は、私はそういう趣味はないのですが好きな人はとても好きなようです。
関係ないですがうちの娘は水泳部マネージャーをしていて、充実しているのかどうなのか...... とにかく学生時代はバイトなどせずに(時間がもったいない&どうせ卒業したらいくらでも働く羽目になる)、貴重な時期を過ごせと私はいつも言っています。
ではまた
ラボスタッフ・オガタ