東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ほうれん草を作ろう その6(日光)(工:柳澤暢孝)

2023年11月10日 (金)

こんにちは。柳澤です。

週末に、事情があって東京へ帰省することになりました。土曜日の朝に家を出て月曜日の朝に帰ってくるので、ほうれん草は2日ほど放置することになりそうです。今日の朝に水やりをしたので、水は大丈夫だと思います。


まず、今週のほうれんそうの様子を見てみます。
【栽培37日目:11/4(土)】
[最高20.3℃/最低12.0℃]
気温は日本気象協会のホームページより

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【栽培38日目:11/5(日)】
[最高17.4℃/最低14.4℃]

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【栽培39日目:11/6(月)】
[最高23.4℃/最低14.1℃]

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【栽培40日目:11/7(火)】
[最高21.9℃/最低17.2℃]

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【栽培41日目:11/8(水)】
[最高18.0℃/最低12.9℃]
鉢植えに水やりをしました。

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【栽培42日目:11/9(木)】
[最高19.4℃/最低7.1℃]

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【栽培43日目:11/10(金)】
[最高18.9℃/最低9.5℃]
牛乳パックに水やりをしました。

PXL_20231109_232317899.jpgPXL_20231109_232303707.jpg

この一週間を通して、ほぼすべての苗から5・6本目の葉が出ました。また成長の早い葉は、3・4枚目の葉とほぼ同じ大きさにまで成長しています。7・8枚目の葉はまだ確認できていませんが、さらに大きくなってほしいと思います。


前回の植え替え前ほどではありませんが、確かにまだ根が安定していないような気がします。垂直ではなく斜めに成長している苗もあります。これを防ぐために、おがた先生の通りに土寄せをやってみました。(写真無し)

PXL_20231110_105916192.jpg子葉の付け根まで土が来るようにしました。これで、今までよりもう少し安定するようになったと思います。


牛乳パックの置き場所についてです。確かに壁の上は危ない気がしてきたので、今日床の上に移動させました。

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ただ、鉢植えのように日光を当てたいので、何らかの設備を作ってみたいです。鉢植えと同じように台を作っても面白くないので、別の方法でやるのが面白いかも。

台を少し低めに作ったうえで、壁に何か反射板を付けて、日光を反射させることを考えています。鏡だと反射しすぎて何らかの形で近所迷惑になると思うので、反射板の素材はアルミホイルか白色のプラ段ボール辺りがいいかなと思っています。

第6回_日光の当て方.png

今週は以上です。

コメント

柳澤さんこんにちは

 東京帰省といってもわずか2日なら、水やりに不安はありませんね。それよりも久しぶりに「都会の空気」を味わって下さい。本当、東京は23区内に入ると雰囲気変わりますね。

 さてホウレンソウは43日目でもまだヒョロヒョロした感が残っています。もう少しすれば、成長のスパートがかかるものと予測するのですが......(ホウレンソウは急に成長スパートがかかるタイプの野菜)ただし気温の低下がどうかにもよります。

 それでも、こうして一日毎の写真を一気に見比べていくと着実に成長しているのが分かります。計測は長さを測る定規は使わず、葉の枚数で見ているのでしょうか。

 土寄せはまあまあいい感じでしょうか。こうしておけば風で揺さぶられてダメージを負うことが少なくなります。細かいことを言えば成長点である葉の基部まで隠れないようにしましょう。

 さて、柳澤さんにもお伝えしますが、「ぼちぼち追肥の時期」です。そのやり方はひまじさんへのコメントを見れば分かります。本当は過去記事からしっかり学んでほしいところではあるんですが、中にはとんでもない過去記事も存在しますのでそこはうまく情報の取捨選択をしましょう。

 ホウレンソウはわりと肥料に敏感な植物ですから、変化も見えやすく、その意味で追肥も楽しくできると思います。まあ、追肥が少ないと成長が悪く、逆に多過ぎると味が悪くなるというピーキーな面も存在しますが......

 そして、柳澤さんは何と栽培のために「設備構築」まで考えてますか! 反射板の設置は確かに日照不足を補うのに優れた方法です。何といっても手数の割には効果が得られます。まあ風で壊れないよう、しっかりした板かダンボールを下地として使いましょう。文中にある通り、反射材に鏡を使えば妙なところへ鋭い反射が行くかもしれず、怪しまれるかもしれません。アルミホイルくらいならいいのではないでしょうか。白色プラでは反射率が低くないでしょうか(その分、凹形にするとか? しかし時間帯によって太陽高度が変わる......)。

 とにかく面白そうな工夫は、無理のこない範囲内でいくらでもやって下さい。ただの観察日記にしないためにもそれは大事です。

DSC_1265.JPG 誰だよそれ......

ラボスタッフ・オガタ