東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

ありがち

2019.07.07長野県

宮城県仙台二華高等学校

穂積尚子

ありがち

こんにちは。仙台二華高校の穂積尚子です。

今回は、何回か前に投稿した、四葉のクローバーを探してきたときの一枚です。テントウムシが一匹、クローバーの裏側にいますね。この図だけ見ると、よくあるかわいいメモ帳の図案のようですが(テントウムシとクローバーってテンプレですよね)…問題はそこではないのです。
 
まず一つ、なぜ彼女(彼?)は葉っぱの裏側にくっついていられるのか。虫くらい小さければ重力云々も関係ないのでしょうか。うらやましい話ですね、体重計では0グラムということですから。

そしてもう一つ、これは写真にはないですが、この後、私はちょっかいをかけて、こやつに黄色い汁をかけられています。え…と思って調べてみると、なんとこれは、血液でした。彼らの血液は、臭くて苦いから、捕食者から身を守るうえで最適なのです。

一見かわいい彼らも、中身は決してかわいいものではなかったとさ。めでたしめでたし(彼らにとっては)ですね。