東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

「日焼け止め」

2019.07.13

秋田県立能代高等学校

中村 響

「日焼け止め」

夏の甲子園予選が始まりました。私の学校でも今日、全校応援に行ってきました。球場にいると直射日光が当たるため日焼け止めが必須です。日焼け止めはなぜ、紫外線を遮ることが出来るのでしょう。仕組みについて調べてみました。
まず、日焼けは、太陽から照射された紫外線が皮膚の下に不対電子を持つ原子や分子を発生させて、これがDNAに損傷を与えることで起こります。
日焼け止めは、吸収と錯乱の作用によって紫外線から肌を守ります。吸収の作用は日焼け止めに含まれている芳香族化合物がエネルギをの一部を炭素どうしの化学結合内に取り込むというものです。取り込まれたエネルギーは熱として放出されます。錯乱の作用は酸化チタンと酸化亜鉛が紫外線を反射させるというものです。何故それらの物質は紫外線を反射させられるのでしょう。紫外線の熱エネルギーで反応しない物質なのでしょうか。詳しいことは分かりませんが、これらを発見した人はすごいと思います。