東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

「翅」

2019.07.17学校の近く

秋田県立能代高等学校

中村 響

「翅」

トンボを見つけました。とんぼの翅は非常に興味深い形をしています。調べてみると、翅の断面には無数の凹凸があり、そこで空気の渦を発生させることによって空気抵抗を減らし、スムーズに飛ぶことが出来ることがわかりました。また、翅に風を受ける事でトンボを浮かせる揚力がはたらくそうです。
これらの翅のメカニズムを航空機の翼に応用できないか、研究がされていることもわかりました。私も、この翅の仕組みを知って、飛行機の速度を早くしたり、使う燃料を少なくしたりできるのではないかと考えました。
とんぼの翅以外でも自然のものは最も効率が良い様にできていると聞いたことがあります。例えば人の赤血球は、表面積が広いため、酸素と二酸化炭素の交換を効率よくできる構造になっています。自然は賢いな~と思いました。これからも自然の科学について、知識を深めていきたいです。