東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

日焼け

2019.07.29仙台市

宮城県仙台二華高等学校

穂積尚子

日焼け

皆さんこんにちは。目下、母君の梅干しづくりが進行中の穂積尚子です。

梅干しって、その名前の通り干すんですが、収穫できる時期が梅雨に差し掛かるかそこらの時期、おまけに梅は生もの(そこそこみずみずしい)なので、そのまま外に置いておいたら、例え干したつもりでも、たちまち失敗した発酵食品のようになります。要は腐ります。カビ生えます。

そこで、塩に漬けるわけです。ナメクジが塩をかけられると縮むように、また、他の漬物も塩や塩分を多く含んだものに付け込んで野菜の水分を抜くように、梅からも水分が抜けていきます。(この過程で起こった重大事件についても、後で触れます。)

そして、塩漬けしている間に梅雨が明け、いよいよ天日干ししました。梅の葉緑素が日光で分解され、青梅が赤く(朱色といったほうが良いかもしれませんが)色づいています。(ざっくり、紅葉もこのようなシステムであると理解しています。違ったら教えてください。)でも、梅干しの赤色は、これだけではないのです……!これについては、おそらく今後投稿するかと思われます。乞うご期待。