東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

ムラサキ

2019.08.03仙台市

宮城県仙台二華高等学校

穂積尚子

ムラサキ

皆さんこんにちは。すっかり周りの植物や虫を目ざとく追いかけるようになった穂積尚子です。

私の家のそばの街路樹に、このような植物も植えられています。紫色の…葉っぱ?白い花が咲いているところを見ると、葉とみられる部分は確かに紫色の部分で間違いなさそうです。緑ではないのです!

緑色ではないのに、どうやって光合成をしているのでしょうか。思えばアカジソなども。小学生のとき、実験で斑入りの葉っぱのクリーム色の部分は日に当ててもヨウ素液に反応しなかったことを思い出しました。

調べてみると、アカジソなどの葉の赤みはアントシアンですが、きちんとクロロフィルも含まれているのだそうです。ただ、アントシアンは水溶性ですが、クロロフィルは有機溶媒に溶け出すそうです。それを使えば、確かにクロロフィルが含まれることが確認できると思います。ある一つの物体(?)が染め分けられるというのは、ピロニン・メチルグリーン染色法でDNAがメチルグリーンで青く、RNAがピンクになることのようだ…と思う方、誰か他にもいらっしゃいませんか?