東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

花火の形

2019.08.03高崎市

群馬県立高崎女子高等学校

石田圭奈

花火の形

今日、私の地元の高崎市で、花火大会がありました。

花火の形がどのようにしてできるのか調べてみました。

花火の玉の中には、空中で光る「星」という火薬と、星を勢いよく飛ばすための「割薬」という火薬が同心円状に配置されています。玉が打ち上げられる時、導火線に火がつき、星と割薬に引火します。

その後、星が光りながら、割薬の爆発により放物線状の軌跡を描きながら飛びだします。私たちの目には、星の軌跡が残像として見えているのです。

写真の花火では、星と割薬の組み合わせが二重になっている構造と思われます。さらに、筋状に光っているオレンジ色の星には、詳しくは分かりませんが、何か違う工夫がされていると思います。花火を見ながら、花火の玉の構造について考えてみるのも面白いと思います。

ちなみに、写真は花火の光の軌跡が見えるように、露出時間が長いスマホの夜景モードで撮影しました。