
2019.08.06高崎市
群馬県立高崎女子高等学校石田圭奈
道路標識
道路標識は青いものが多いです。これは「プルキンエ現象」を考慮して作られているからだそうです。
プルキンエ現象は暗い場所で長波長色の赤などが暗く見え、短波長色の青が明るく見える現象です。
ほとんどの道路標識には電灯が設置されないため、夕暮れや夜でもドライバーから見えやすいように青色が使用されています。
プルキンエ現象はなぜ起こるかも調べてみました。
網膜にある外からの光を受け取る錐体細胞、桿体細胞の働きが関係しており、
錐体細胞は明るい光の下で色を識別し長波長の色の感度が高く、桿体細胞は弱い光の下で色を識別し短波長の色の感度が高いです。暗くなると網膜で働く細胞が錐体細胞から桿体細胞へと次第に変化するため、青がはっきりと明るく見え、赤が暗く見えにくいと感じるようになるといわれています。
目の色の捉え方を利用して物がデザインされているのはすごいなと思いました。