東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

かげひなた

2019.09.28仙台市

宮城県仙台二華高等学校

穂積尚子

かげひなた

皆さんこんにちは。今回のテストの出来が心配な穂積尚子です。ところで今回のテスト、生物は遷移について学んだことを出題されました。陽樹林から陰樹林へどう遷移するのか、というのはかなり面白かったです。というのも陽樹のほうが陰樹より高く育つようにできており、森林はまるで陰樹林になりたがっているかのように理にかない、スムーズに陰樹林へ遷移していくのです。しかし、陽樹の陰でも陰樹が成育できるなら、どうして陽樹の方が高くなるように進化しなかったのでしょうか。混交林の段階で極相にならなかったのはなぜなのでしょうか?
 
…と、ここまで書いて気づきました。幼木が成長できないのでは?陽樹自身の成長で彼らの幼木が育たず、寿命を迎えた陽樹が死んで、陰樹林になるのです。

自然の理なのでしょうか、このシステムはやはり変えることのできないもののようです。