東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

クモの巣

2019.09.29高崎市

群馬県立高崎女子高等学校

石田圭奈

クモの巣

クモの巣を発見しました。
様々なところで見かけることので知るクモの巣ですが、外の雨や風にあたってもなぜすぐ壊れないのか疑問に思い調べてみました。
クモの糸の性質が原因の一つですが、それだけではなくクモの巣の構造にも強さの原因があります。
クモの巣は、風が弱いときには網目の張力を下げ、その面積を拡げることで全体の構造を保ったり、網の目の一部が引っ張られるなど、特定の箇所に強い力がかかった場合には、糸の堅さを増したり、あるいは一部が切れたりします。
また、クモの巣は限界まで引っ張られた糸だけが切れるつくりになっており、一部がばらばらになっても全体の構造が保たれる上に残りの部分は以前よりも強度が高まります。

クモの巣の構造を応用して、破れにくい布製品や倒壊しにくい建造物などをつくり出すことができるのではないかと思います。