東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

紅葉

2019.11.30川崎町

宮城県仙台二華高等学校

穂積尚子

紅葉

皆さんこんにちは。テスト期間中にリレーマラソン大会で三キロ走った穂積尚子です。そのリレーマラソン大会は川崎町であったのですが、紅葉がとても美しかったのが記憶に残っています。一方、同様に葉が色づくとはいっても黄色なのが銀杏です。どうして木によって葉っぱの色づき方が異なるのでしょうか。

落葉のプロセスは、クロロフィルの分解に始まり、葉っぱに養分が流れなくなり、「残ったカテノロイドの黄色と合成されたアントシアニン量の匙加減によって決まる」(もみじかえで研究所より)のだそう。カテノロイドは植物のみが合成できる物質で、カテノロイドのうちの一つにカロテンがあります。皆さんがミカンを食べ過ぎた時に、手などを黄色くするのがカロテンです。それを思えば、カテノロイドにも橙色系の色素が入っていることが理解しやすいと思います。

なるほど、ではもみじにはアントシアニンが多く、銀杏にはカロテノイドが多く含まれているということなのでしょう。運動の秋は紅葉の秋に、紅葉の秋は学習の秋にもつながりました!