東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

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令和2年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

何故空は青い?

2020.10.09仙台市

仙台市立仙台青陵中等教育学校

岡元優空

何故空は青い?

皆さんこんにちは!
仙台青陵中等教育学校4年 岡元優空です。

初めての投稿になります!至らない点も数多くあるかと思いますが、読んでいただけたら嬉しいです。


この一つ前の記事で、私と同じ学校の文那さんがひつじ雲についての記事を書かれていました。
私も同じ日に同じ仙台市内で雲の写真を撮影していたので、興味本位で私の撮った写真と文那さんの撮った写真を比べてみました。

そこで、気になったことが一つありました。
空の青色についてです。
私の写真では、空の色は比較的暗めなのに対して、文那さんの写真では薄めかつグラデーションがかかったような色味になっています。
そもそも、なぜ空は青いのでしょうか?

これには、空気の青い光を曲げやすい性質「散乱(さんらん)」が関係しています。

大気中には通常小さな微粒子が浮遊しています。その微粒子によって光が散乱されますが、そのとき波長の短い光がより強く散乱されて向きが変えられます。したがって太陽からの光のうち、波長の短い青い光が散乱されてそれが私たちの目に入ってきます。昼間は太陽が真上にあるため、太陽光が大気を通る距離が短く、青い光が適度に散乱するため、空は青く見えるそうです。

ちなみに、一方赤い光は波長が長いので散乱されにくく遠くまで届きます。
例えば夕日が赤いのは、大気中を長い距離にわたって太陽光が進んできたときに青い光は散乱されて徐々に弱くなり、赤い光は散乱されにくく私たちの目に届くからだそうです。


普段何気なく見ている空ですが、ここにも科学がありましたね。
ふとしたときに空を見上げて、空の青色や雲の不思議に思いを馳せてみてはいかがですか。