東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

「霜が降りる」条件

2020.11.13五戸町

八戸聖ウルスラ学院高等学校

野呂知世

「霜が降りる」条件

 こんにちは。「霜とは?」の続きの投稿となります。興味のある方は、ぜひ前回の投稿も見て欲しいです!
 まず、霜が降りるためには、気温が4度以下であることが条件です。ここで疑問に思った人も多いと思います。私も「ん?」と思いました。水蒸気が氷になるためには気温は氷点下でなければなりません。これは、天気予報で発表される気温の測り方に関係しています。実は天気予報の気温は、地上から150cm辺りを測定したものです。そこが4度以下ならば、地表が氷点下の可能性が高いですよね。
 次に「月夜の大霜」と言う言葉にもあるように、月が綺麗に見える夜、つまり雲と風がないことです。
 これより、気温が低くて、かつ雲や風があまり見られない夜に、「放射冷却」によって土の地面は冷たくなっていきます。そして空気中の水蒸気が冷やされて氷となり、地面の植物にくっついて「霜が降りる」のです。
 250字…セーフでしょうか??