東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

この現象、なんて言うの⁇

2021.01.15自宅

八戸聖ウルスラ学院高等学校

野呂知世

この現象、なんて言うの⁇

 すみません、謎の写真ですよね…(汗)実はこの写真、鉛筆をひたすら振り回しています!笑
 小さい頃によくやりませんでしたか?鉛筆やペンを振ると曲がって見える、アレです。実はアレにも正式名称があるのです!「ラバー・ペンシル・イリュージョン」って言うそうです!!皆さんご存知でしたか?
 この現象は、目で起こる錯覚=錯視と呼ばれているとのこと。錯視には、他にも「どっちが長いですか?」とか「どっちが大きいですか?」などなど、さまざまな種類があります。よくだまし絵で目にする感じのものです。その中でもラバー・ペンシル・イリュージョンは動きによって錯覚が起こります。そのため「運動視の錯視」と呼ばれているそうです。
 これが、今回の謎写真の真相です。鉛筆が曲がって見えるのは私たちの目の錯覚によるものであって、そもそも対象が動いていなければ、鉛筆が曲がって見えることはないのです。これを調べる前に、ひたすら鉛筆を振っていたので、、実際に目で見ると鉛筆が曲がって見える、しかし写真を通して見た鉛筆は、曲がっているようには見えない…。とても混乱していました(笑)