東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

多面性=面白さ

2021.07.10

山形県立鶴岡南高等学校

伊藤さや

多面性=面白さ

こんにちは。山形県立鶴岡南高校1年の伊藤さやです。
今日は母が家で飾っていた植物について書こうと思います。
その名前は「ルリ玉アザミ」です。

ルリ科ヒゴダイ属の植物で英名はSmall globe thistleです。
学名は「Echinops ritro」。ギリシャ語で「ハリネズミのよう」という意味で、花序の見た目がトゲトゲしています。和名である「ルリ玉アザミ」は葉は長だ円形で深く切れ込みが入り、フチにトゲがあり、アザミに似ているというところから来ているそうです。

わたしはまず、この見た目に惹かれました。「なぜこのようにトゲトゲしているのか」、「この植物はどうやって他の植物と調和して生きていくのだろう」などと色々疑問に思いました。実は、この棘のようなものはつぼみでここから綺麗な青い花が写真のように咲くようです。「ヒペリカム」に続いてまた見た目で騙されていました。最初はつぼみの部分だけをリビングで飾っており、母が花の咲いたものを玄関から持って来たときは衝撃でした。あんなに棘が鋭く、触るとかなり硬いのに、花が咲くとかわいらしく心が癒されるような植物になるということに驚きました。

見た目でものを判断し、意外な一面を見て驚くということは人間にもいえそうですね。私はこの記事を書いているときに渡辺先生がご出演されていた「思考ガチャ」を思い出しました。納得するけど同じではない、意外と対照的だったり、共通性があったりと議論で考えや答えを深めていく…。改めて、色々な面から深掘りしていくことは重要であって、面白いものだなと思いました。
最近になって多くの面白いものをスルーしてきた自分に気づきました。科学者の卵を通して、同じ卵の高校生のブログを見て、毎日発見や感心で満たされています。

参考文献 http://www.yasashi.info/e_00006.htm