東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

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令和3年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

「偏西風の風向き あれ?おかしくない?」

2021.07.22栃木県〜地球

栃木県立矢板東高等学校

鈴木 結

「偏西風の風向き あれ?おかしくない?」

初めまして!矢板東高校2年、鈴木結です。

今回は、偏西風についてお話ししたいと思います。
写真は夕焼けに染まった、雲の様子です。綺麗だなあ〜。でもこの綺麗な雲が見られるのも一時だけ。
なぜなら、雲が風に流されてしまうからです。その風の正体は「偏西風」です。
 その名の通り「偏西風」は、西から吹いてくる風です。
私は以前、風の吹く方向について、地球の自転と大気層の間で発生する摩擦のようなものが「風」だと思っていました。
しかし「偏西風」は、この考え方では成り立ちません。
気になったので、自分なりに沢山調べてみました。
 結果、私なりの解釈として、「偏西風」は
・地球が丸い(球状)であること
・地球が自転していること
・見かけ状の力が働いていること
  …等が、関係していると知りました
「地球は、自転しています。自転の周期は変わりませんが、球体であるため、地点によって自転の速さに変化が見られます。」
高緯度であれば、単位時間あたりの回転距離は短くなるため遅くなり、赤道では円周が最大になるため速くなります。
つまり、高緯度と低緯度の間では、速さに差が生じることになります。
この速さの差によって、北半球の風は、進行方向に向かって「右」に、
南半球の風は「左」に曲がります。偏西風の原理は、こんな感じでしょうか。
うぅ〜ん…
この話には「コリオリの力」が関わっているので、次回、重要参考人としてみなさんに紹介したいと思います。

To be continued…