東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

おもしろい氷

2021.12.31 

山形県立鶴岡南高等学校

伊藤さや

おもしろい氷

みなさんこんにちは。山形県立鶴岡南高校一年の伊藤さやです。今年もあと1日!だいぶ寒くなっていますね。そんな寒い中、今日は写真にもあるような氷について書きたいと思います。

氷をこの形にするために熱伝導のよい金属の型を使い、サンドイッチ状態にして型からはみ出た部分の氷を溶かしていきます。熱伝導のよいものは早く熱を伝えるというのは知っていましたが、この時の氷の溶ける速さが思っていたよりも速く(力を入れて消しゴムを押したときのスピードより少し遅いくらいです)、金属の型の側面を触っても全く熱くないのでこれにはかなり驚きました。

また、単結晶の氷(一つの結晶の粒でできた氷)を用意して力を加えると、どの方向から力を加えるかによって硬さが大きく違うことや氷が溶けるときに、内側からも溶けているということも知られているそうなのでぜひ調べてみてください。

私はこの記事を書いているときに、かなり前に投稿したふわふわかき氷のことを思い出してやっぱり水は不思議だと思いました。「他の物質(砂糖や塩など)を加えると1番変化しやすい物体なのだろうか」とも思いました。私たち人類が必要としている「水」や「氷」は、かなり面白い性質を持つ難しいものなのかもしれません。