豆苗の試食とホウレンソウの種まき(工:大和田莉央)
2015年10月17日 (土)
図1 苗の番号
こんばんは、工学部の大和田莉央です。今日の仙台はよく晴れていて植物たちもたっぷりと日光に当たることができました。これからもこんな天気が続いてほしいです。
ハツカダイコンについて
前回の記事では間引くところまで報告しました。今回はその後の生長ぐあいについて報告したいと思います。(図1)
前回それぞれの苗に番号を振ったのでそれにしたがって説明していきたいと思います。
図2 ①、③、⑤、⑥の様子(鉢)と、②、④の様子(パック)
現在、①~⑥の苗はどれも子葉が大きくなってきていますが、①、②は特に早く成長しており、子葉と子葉の間から新しい葉が出始めています。茎の色は④が最も濃い赤紫色であり、ますますハツカダイコンっぽい色になってきています。子葉の分かれ目から土までの長さは1cm~1.5cmで、3日前に間引きした時から変わっていないので、とりあえず徒長はしていないと考えて土寄せはしていません。
今日の朝鉢の土を見たときに乾いていたので、水を160㏄やりました。ハツカダイコンは水分量の変動が激しいと根が割れてしまうことがある(サカタノタネ)らしいので、乾き具合には注意していきたいです。
豆苗について
豆苗は本日10/17 7:30頃から日光に当て始めました(図3)。そして22:00頃(図4)になると葉が緑色になったため、最も長く生長しているものを1本だけ包丁で切り取り、あらかじめ買っておいた豆苗の1本と比較してみました。
図5から、市販のもののほうが葉が大きく茎も太いことがわかります。また、一本の太い茎あたりの葉の数も多いです。ためしにこの2本を食べてみたところ、味はそんなには変わりませんでした。しかし、栽培した方の豆苗の方が茎が固くあまりいい食感ではありませんでした。葉もどこか乾いているような気がしました。前回の記事にも書いたように水を切らしてしまったことがあったのでそれが原因かと思います。
ここで気になったのは、豆苗の長さです。市販のものはどれもほとんど同じ長さにそろっています。一方、私が栽培した豆苗は最長16cm、最短5cmとなっており、かなりばらつきがあります。おそらく同じコップの中で育てていても、水の浸り方や光の当たり方に差が出てしまったことが原因だと考えられます。
他の生長した豆苗たちは明日スープに入れて食べようと思います。
ホウレンソウについて
5日前からシャーレで水につけていたホウレンソウの種の殻が割れ始め、中から白いものが見え始めたため、用意しておいた鉢に移し替えました。(図6からは分かりにくいのですが種とシャーレの間の方に根が出ていました。)
図7 種の位置(左)と土をかぶせて水やりした後の様子(右)
本日10/17の朝に種の殻が割れ始めているのを発見しました。その後、22:43にもう一度観察すると水につけていた9粒の種のうち6粒が殻が割れて中から根が出てきていました。そこで鉢の土の上にできるだけ均等になるように種を置き上から5mm程土をかぶせて霧吹きでたっぷりと水をやりました。
これから、冷え込みが厳しくなってくると思いますが、元気に育っていってほしいです。
2015.10/17 室温22℃
コメント
工学部・大和田さん
遺伝の渡辺でございます。土日は天気がよかったですが、今日は午後から意外にも霧雨になったり。植物はどうだったでしょうか。ハツカダイコンは、本葉が出てきたと言うことですね。いずれもよい感じですね。サカタのタネのHPを参考にしたのですね。日本でも大きな種苗会社です。確かに、乾かしすぎたり、水浸しがくりかえされると、割れるかも知れないですね。ただ、くれぐれもやりすぎないように。そのためには、土の中の乾燥を調べるのも大事かなと思います。うまく工夫してみて下さい。
豆苗は、密度が少し「疎」ですが、市販のものようになってきましたね。図5にある、市販のものと、栽培したものの違い。茎、葉っぱの太さ、大きさですね。細いくらいの方が、味は薄いかも知れないですが、食べやすいのでは。細いと水分が少ないので。ただ、市販のは、水だけ出なくて、液体の肥料などを使っていると思いますし、光の両ももうすこし強いと思います。光は、光量子密度計というので計るのですが、。いずれ、食感というか、感想を。ぜひ、また、脇芽が出るでしょうから。それも栽培を続けて下さい。
ホウレンソウは、少し寒いので、発芽するまで、朝晩は、室内の方がよいかも知れないですね。日中はしっかり、光を当てて下さい。次回を楽しみにしています。
わたなべしるす