東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

てんやわんやのホウレンソウ栽培(経:富樫泰杜)

2015年10月22日 (木)

 経済学部1年の富樫泰杜です。またまた記事の投稿が遅くなってしまいました。すみません。今日はホウレンソウの経過についてです。


ホウレンソウ

しばらく間が空いてしまったので、時系列で書きます。

・10月11日 播種。日中は窓辺に置いて、日光を浴びさせました。水は種子が水没しきらない程度の水位を維持。以後植え替えまでこの条件を変えていません。

20151022160844-fbeb8ef88ff7b80e6525b79102a747aeebf06891.jpg(10月11日 17:36 自宅にて撮影)

・10月15日 2粒が発芽しました。

20151022161251-f6068dae48f6a83d61123e6500522aaeae7910ea.jpg(10月15日 7:35分 自宅にて撮影)

・10月18日 18日までに8/10粒が発芽しました。

20151022162755-29533c52beb6b5d7782f84808eedbfc423ca903b.jpg(10月18日 15:33 自宅にて撮影)

 このとき、果皮(製造メーカーのタキイ種苗さんのサイトから、今まで私が種子だと信じ込んでいたものは、実は果実であることが分かりました。予想外でした。)から根も使用もすべて飛び出ていたものがあったので、急いで植え替えをしました。

20151022163116-e407e54275de5def2cad91e94195844c2a7bfa0b.jpg(10月18日 15:33 自宅にて撮影)

 植え替えの手順は以下の通りです。

  • 頂いた植木鉢に、鉢底網と植木鉢の欠片を敷き、虫の侵入を予防する
  • 頂いた土で植木鉢を満たす
  • なるべく等間隔に、深さ5mmほどの穴を10個作り、生え始めた根が下になるように種子を植える
  • 土を被せ、土全体にまんべんなく水を与える

 植える際、どのくらいの深さの穴にすればよいか、水はどの位与えればよいか等色々悩みました。10月上旬に昨年の展開ゼミの記録を全部読みましたが、そのあたりの記事が見当たらず、植え替えの前に改めて検索したものの、やはり情報が見当たらなかったので、植え替え前日に投稿された大和田さんの記事を参考にしてみました。上の写真に載っている、既に果皮を捨てた個体を植えるのは難しかったです。無事に根付くのか、と不安が残る植え替えでした。

20151024132448-b53afb62fef1a0530116c1c5aca96c0db13ae8fc.jpg(10月18日 15:52 自宅にて撮影)

 中央下に見えるのが、件の個体です。どうにか植えました。つまようじは、種子を植えた部分のおおよその目安になっています。割り箸は、植え替え作業で使ったものが今後も使えるかなと思って刺してあります。

・10月22日 中央列右から2つ目の個体だけがぐんぐん伸びています。なぜこの個体だけが......。種子を植える際、既に果皮を捨てた個体以外については、右上から、植え替え時点で果実から飛び出た根が長い順に植えていました。この個体は、根の長さが5mmほどの個体でした。同じ根の長さだった個体は5つあったので、ますますなぜこれだけが成長したのか、不思議でなりません。根の生えていた向きなど、もう少し詳しく観察すればよかったなと反省。

 果皮を捨てた個体は、しおれてしまっています。どうしたら復活するか、調べていますが、記事を投稿した時点でも、まだ見つかっていません。ひたすら、水を与えるのみといった状況です。

 なお水やりですが、昨年の展開ゼミの記事を見ていると「水のやりすぎ」という渡辺先生の指摘がかなり多く見られたので、3日に1度のペースで水を与えています。ただ、逆に与えなさすぎになっているかもしれないという不安はあります。

20151024133515-d278f4fd227886e8a6a077d27e9886f2caeecf3a.jpg(10月22日 7:34 自宅にて撮影)

・10月24日 相変わらず、1個体だけやたら伸びています。他は一体......。

 この生長している1個体の子葉の大きさ(3㎝くらいでした。定規とセットで写した写真を撮ることを忘れていたので、後程upします)と、植え替え前に果皮を捨てた個体の子葉の大きさ(つまようじの持ち手と同じくらいなので、6~7mmくらいです)を比べると全然大きさが違います。前者がホウレンソウを瑕疵なく育てた場合の平均だとすると、後者はやはり生育に失敗してしまったのだろうか、と暗い気持です。

20151024140638-65218525cd87f6e26a43951a7a2346761ece057e.jpg(10月24日 10:29 自宅にて撮影)

 ホウレンソウについては、今のところこういった過程を経ています。無事育つのか、ただただ不安です。

富樫泰杜

 

コメント

経済学部・富樫さん

遺伝の渡辺でございます。今回はホウレンソウに絞った投稿、時系列で、よくわかりました。まず、気になったのは、最初の写真の右上のひときわ大きな種。種播きをしたときに、気にならなかったでしょうか。最初は同じ大きさだったように、下の写真からは見えるのですが。実際に観察していた富樫さんはどう見ているでしょうか。それがわかるとおもしろいと思いました。次回の投稿で。楽しみにしております。

根っこがでた時点で、土に移動することを話したような気がしますし、他の受講生もそうしているのではないでしょうか。しっかり他の方々の投稿も見て下さいね。シャーレの上で、幼植物体になっているは、あまりよくないですね。

植えた場所に、爪楊枝を刺したのは、わかりやすくてよいと思いますね。他の受講生の記事にも書いたと思います。それを参考にしてくれたのでしょうか。下から3枚目の写真は、しっかり水やりができています。水は、下から水が抜けるくらい、たっぷりあげて下さい。それが大事です。それに対して、そのあとの2つは、少し乾き気味でないでしょうか。これがミスですね。水やりを控えるのは、発芽、つまり、ふたばが展開するまでです。この場合の意味は。なので、途中で枯れたのではないでしょうか。爪楊枝のまわりを創作してみてはどうでしょうか。ひからびていたら、だめですが、まだ、大丈夫そうなら、しっかり水やりをして下さい。

1つだけでも残っているのは、まだ、大丈夫です。それを大事に育ててください。というか、それをしっかり観察して下さい。

わたなべしるす

旧展開ゼミ