ミニハクサイとキャベツの育苗(1~15日目)(ラボスタッフ鈴木)
2015年10月29日 (木)

こんにちは、ラボスタッフ増子です。今日は、先日の報告でちょっと触れた、ミニハクサイ(黄味小町)とキャベツ(金系201EX)について報告します。
ミニハクサイとキャベツは先日実験に訪れてくれた高校生に植えてもらいました(10月12日)。高校生と一緒に実験しているM1なべさぶろうに頼んでおいたのです。さぶろうと言えば、先日の菊花賞でキタサンブラックがG1を取りましたね。おめでとうございます。それはさておき、ありがとう、さきこちゃん(高校生)。
育成は20~25度程度の植物の育成室で育てています。蛍光灯の光で16時間日長で育てています。
播種から3日後(10月15日)、子葉が出ました。左6鉢がミニハクサイ、右6鉢がキャベツです。
ミニハクサイの方が子葉が大きい。キャベツはまだ小さいです。
播種から9日後(10月21日)。本葉が出てきました。子葉について、ミニハクサイとキャベツの大きさの差が小さくなってきましたね。
胚軸(茎)について、ハクサイは伸びどまり地這いに、キャベツは若干伸びて高さが出ていることがわかります。
播種から15日後(10月27日)のミニハクサイとキャベツです。
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ミニハクサイは本葉が4枚程度出てきています。少し葉が巻いてきましたね。葉の白点ですが、多少虫にやられたようです。薬剤を塗布し様子を見ています。キャベツは本葉が2枚~程度出てきています。広く葉を広げていますね。どちらも鉢に2個植えにしているのですが、若干葉が触れ合うようになり、キツそうになってきました。土表面に根毛が見える鉢もあり、おそらく根張りもいっぱいいっぱいですね。
そこで、播種から16日後の今日(10月29日)、一部植えかえを行いました。それは、また後日に。
ラボスタッフ増子
コメント
ラボスタッフ増子さん
遺伝の渡辺でございます。播種から16日後までの投稿、ありがとうございました。16日すると、こんなに大きくなるのですね。というよりも、科学の粋を集めている温度維持管理、しっかりとした光量がここまで大きくする、素晴らしいです。もちろん、増子さんの土日も休まずの水管理の賜物というのは、言うまでもないところです。恐れ入ります。
増子さんは、この手のアブラナを育てることをして、ずいぶんの年数になりますので、わかると思いますが、他の受講生に向けてのメッセージと言うことで。最後の写真で、ハクサイとキャベツの緑色の具合が違うことに気がつかれたでしょうか。ハクサイは、Brassica rapa、キャベツはBrassica oleraceaといい、近縁種です。ただ、一般的にこのようにB. rapaの方が、B. oleraceaよりも緑が薄い感じになります。もちろん、施肥条件にも寄りますが。施肥が多くなれば、B. rapaも緑が強くなりますが、その分、病害虫からの影響を受けやすくなります。ということで。
すぐに増子さんであったり、素人2号さんのような栽培力がつくわけではないですが、日々の観察力と他の受講生の記事を参考にして、がんばって下さい。
増子さん、今回も受講生向けのコメントになったこと、お許し下さい。
わたなべしるす