東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

レッドキャベツ(農:竹本貴世子)

2016年1月19日 (火)

渡辺先生、コメントありがとうございます。今回の件でデータのありがたみが身に染みて分かりました。本当に反省しています。これからは小まめにバックアップをとろうと思いました。今日は年明けの分の投稿をします。写真は携帯電話のカメラ機能で撮影したものです。次回、ハツカダイコンについての考察をしたいと思います。

 

あれこれしているうちにこんな日付になってしまいました。どうにか最終報告までたどり着けるように頑張ってゆきます。計画性に欠けていて、もう本当に申し訳ないです。

レッドキャベツ

レッドキャベツ二世を収穫しました!

前回の反省を生かして今回特に気を付けたことを以下に挙げます。

1、種と種の距離を狭くした

2、徹底的に暗くした

3、日に当てる時間を多めにとった

まず1ですが、前回はなるべく一つ一つ観察しようとあえて種を少なめにまいたのですが、それだとお互いが支えあわずヒョロヒョロしてしまったので、今回は持ちうる種をすべてまいてぎゅうぎゅうにしました。こうすることでなるべくまっすぐなレッドキャベツになってもらおうという狙いです。それに伴って、容器も小さくしました。容器は家にあった米の計量カップを使用しています。なぜこれにしたかというと、一番手頃な大きさだったからです。

次に2ですが、今回は段ボールを上からかぶせる形にしました。前回は、段ボールの中に入れてパタンパタンとふたをしていたので、少し光が漏れていたのではないか、それによって色が薄くなってしまったのではないかと考えたからです。そこで、段ボールをひっくり返してかぶせることで、光を完全にシャットアウトさせようと考えました。

最後に3です。今回は一週間光に当てました。帰省中も光に当て続けました。また、日光だけではこの時期は弱いと考えたため、点灯したLEDライトも当てていました。こうすることで、なるべく濃い色の子ができるのではないかと考えました。また、日に当て始めるタイミングですが、レッドキャベツの背丈が5cmほどになったらと決めました。なぜなら、お手本のレッドキャベツの背丈が思ったより短かったからです。計測したところ、約5cmでした。そこで、うちの子たちも5cmを目指そうと考えました。

帰省から帰ってきたあとの写真が上です。手書きのスケールですが、1目盛り1cmです。

上から見た写真が下です。

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収穫した写真が下です。

20160119220936-1e490c26d0dcc5bdee46ddd42828a2ff119c8150.JPG前回のレッドキャベツとお手本のレッドキャベツが下の写真です。右側が私のレッドキャベツ、左側がスーパーのレッドキャベツです。

20160119221145-73f7955f44f4708f6baaeea8d2ef07e9215725c5.JPG

前回よりまっすぐ伸びているように感じます。しかし、全体的に曲がっています。光のより当たりやすい方向へ傾いたものと思われます。背丈がバラバラです。やはり、ぎゅうぎゅうにすると光の条件などが不平等になるからでしょうか。色はきれいに色づいたと思われます。前回より濃いので、作戦成功ではないでしょうか!

今回も水洗いしてドレッシングをかけていただきました。レッドキャベツらしい青臭さがありましたが、前回同様、味が無いように感じました。食感はシャキシャキしていて、採れたてのフレッシュさを感じました。見た目は成功だと思いますが、味はもう一息です。

コメント

こんにちは、ラボスタッフマスコです。手書きのscaleいいですね。線が太くて見やすくて。定規より見やすいかも。

市販のスプラウトは味が濃い、色も濃いとのこと。もしかしたらだけど、栽培に何らかのミネラルを加えてる可能性もある(参考)。そうすると、培養液の味がスプラウトにもつくから味もつくし丈夫にもなります。

最後に光を多めに当てたのは良かったと思います。アントシアニンを蓄積させるのには、えらいエネルギーがいるらしいです。フツーの代謝経路と別に、もう一個回路を回すわけだからね。光合成させた方がエネルギー多くなる→アントシアニン蓄積も多くなるんじゃないかと思ったりします。

あ、もう一個同じ記事が上がってるので、そちらにはコメントしないです。

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