東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

スプラウト(アルファルファ)探し中です。(宮一高:佐藤美歩)

2017年11月 2日 (木)

宮城第一高等学校1年佐藤 美歩です。

今回投稿が遅れてしまい、すみませんでした。実は先日、仙台駅で足を滑らせて捻挫してしまいました。皆さんも怪我には気をつけて下さいね。

さて、まず結果からいうとスプラウトの種はホームセンターに売っておらず、買えませんでした。そこでインターネットでも探して見る事にしました。

また、もう一度発芽させたキャベツは順調に育っているようで今日背丈を測ると2cmでした。上の写真はその写真です。ここで賢い皆様は何故今日の事しか書いていないのだと思った事でしょう。実は測ったデータの書いた紙を失くしてしまったのがその理由です。本当に申し訳ございません。今度からはこんな事がもう起こらないように専用のノートを作りました。

また、これがキャベツを発芽させた時の写真です。20171102211806-e0f0b6a1f48bfc97972d944cc31a4a94662c8840.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像

実はこれをまいた時が夜だったので朝、鉢植えに植えようと思っていたのですが、寝坊してしまい帰って来たらもう根毛が出ていました。私はそれを見てあんなに小さな種から水だけでこんなに早く根が出るのかと驚き、生命の力ってすごいと思いました。

もう書く事が無いので今回スプラウトの土台に使おうとしていた吸水性ポリマーについて書こうと思います。

吸水性ポリマーがたくさんの水を吸収することができるのは何故でしょうか。調べてみるとまず、純水なら自重の100~1000倍、生理食塩水なら20~60倍を吸収して膨らみ、保持することができるという事が分かりました。また、その秘密は、親和性、浸透圧、架橋密度の3つの力バランスにあるそうです。
まず、親和性とは浸み込む力のことです。
次にゲル中の解離イオンによる浸透圧が高いほど吸水力は高くなるそうです。ポリアクリル酸ナトリウム系高吸水性ポリマーはゲル中にナトリウムイオンを解離するので、浸透圧差により多量の水を吸い込むことができますが、溶媒のイオン濃度が高くなると吸水力は低下します。したがって尿は若干、純水より低くなるそうです。
最後に軽度に架橋した網目構造を風船のように膨らませて取り込んだ水を保持することが出来るそうです。
この特性を生かして吸水性ポリマーはよく紙おむつに使われているようです。

さて、明日は生徒理科研究会があるそうです。私は行きませんが、先輩が出るそうなので楽しみです。これからもよろしくお願いします。実は昨日上げる予定でしたが、遅れてしまいました。すみませんでした。

コメント

宮城一高・佐藤さん

 こんばんは、遺伝の渡辺でございます。ごぶさたですね。トラブルがあったので、どうされたかと思っておりました。いつ、実験をしたのか、日付を入れること、大事です。来年度からの課題研究では、日付け、時間をつけておくことは、不可欠ですので。まずは、それを次からやることです。あと、キャベツをシャーレに播いて、朝寝坊はもちろんよくあることですが、植物にペースをあわせること。大事なことです。今回は、2枚目の写真くらいで土に移動したので、問題ないと思いますが、。。あと、どの様な状態の植木ばちにいつ、何粒くらい、植えたのか。それが、いつ頃、1枚目の写真のようになっているのか。それをきちんと時系列で写真をuploadしながら、示すことです。大事なことです。

 あと、1枚目の写真は徒長気味ですね。是非、他の受講生の方のを参考にして、土寄せをして、根元を押さえて、しっかりした生育状況にして下さい。そのためには、まず、これまでの他の受講生の記事を参考にすること。もちろん、去年、その前のも。たくさんの失敗、成功の中から、自分のものと一致しているような例を探して、どうすればよいかを考えるわけです。自分の思い出やることも大事。でも、それ以上に、周りをしっかり見て、行動することも大事ですから。

 あと、netなら、アルファルファのスプラウト用の種子を売っていると思います。もちろん、取りに来ることもできますが、高校生で少し遠いでしょうか。どうするか、検討してみて下さい。


 わたなべしるす