東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

5*祝・本葉&のびのびスプラウト(農:岡田和花)

2017年11月 5日 (日)

上の写真はスーパーで購入したニンジンを放置していたら生えてきた芽を切り取ったものです。茎が思ったよりしっかりしていてセロリみたいな筋と匂いがありました。調べてみたらやっぱりセロリもニンジンと同じせり科でした。葉の雰囲気も似ているしなぁ。


さて、まずは茎ブロッコリーの成長報告です。そういえば前回更新では茎ブロッコリーの写真が一つもありませんでしたね。

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一枚目の本葉は順調に成長しており、10月30日時点ではこんな感じ。二枚目の本葉が育ちつつあります。

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そしてそれからおよそ一週間後の11月5日(今日)、真横の写真ではないですが二枚目の本葉も成長ぶりが伝わると思います。それから、少し水やりをケチりすぎていたので子葉がちょっとしおれ気味です。危惧するほどではないのでしょうが...。
(ちなみに載せた写真は慌てて水やりをした後にとったやつなので乾き具合が伝わらない写真になってしまいました...。)

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よくよく見てみると、三枚目の本葉も出かかっています(赤矢印のところ)。

あ、今気が付きましたが、2枚目の写真と4枚目の写真を比べるとちょっと徒長していますね。毎日の変化だと微妙すぎて気が付かなかった...。また細々と土寄せしていきたいです。あと、なぜかわからないんですが土が若干減った気がする?ので余った土も加えようかなぁと思います。


次にミニニンジンの報告です。猫から5日後...。

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ちゃんと成長してる!!本葉見えてきてる!ニンジンの葉っぽい形が少し見えます。

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それからさらに6日たった現在...。
さらに本葉が大きくなっている!因みに上の写真の中で一番定規に近い芽は根が先っぽだけちょっと切れてしまっていた芽だったのですが、今では一番立派になって...。涙ぐましい...。

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上からの写真というものをほとんど撮っていなかったので撮ってみました。右側の芽がさっき定規の近くにあった芽です。うん、葉が広がってきていますね。一安心。

茎ブロッコリーもそうなんですが、水やり直後の写真ばかりになってしまいました。一応水分量は気にしていますが、確認していただける機会を逃している...。


最後に、前回発芽と茎の立ち上がりがあったレッドキャベツスプラウトの報告です。
なんか...特にコメントすることがないくらい順調に成長しています...。途中経過の写真を撮ったんですけど「毎日伸びてます」としか言えない...。
今思えば毎日長さのデータ取っておけば良かったのですが...。

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これが10月27日の写真です。スプラウトはほとんどがほんのり紫色の芽だったのですが、この日完全に黄色(もやしカラー?)の芽を見つけました。不健康そうだなーと思います。日に当てたら色がしっかり入るといいなぁ。

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これは10月30日の写真です。蒔いてから9日後でこの長さ。成長の早さに驚かされます。
左側が密度小、右側が密度大のもので、それぞれのトレーの中で一番長いと思われる芽の長さを比較しました。ほかにも何本か長さを見てみましたが、密度大のが全体的に少し長いようです。発芽が早かったからなのでしょうか。
ただし生えている状態で芽の正確な長さを測るのは(特に密度大で)難しいこと、最短のものに関しては比較してないことから、どちらのほうが成長がよいかは収穫するときにもう少し厳密に比較したいです。

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それからこれは11月5日の写真なのですが、全体的にある方向に傾いて伸びています。
というのも、このスプラウトを育てている床下は遠くのほうに通気口としての窓のようなものがあり、そこから光が少しだけ入っています。スプラウトが緑化してしまうほどの光はないだろうと思って無視していたのですが、こんなに反応されるとは...。
曲がりすぎて長さが測りにくかったのですが、およそ10cmほどになっていました。まだ発育不十分で短い芽もありますが、長いものはもう十分なのでそろそろ緑化させます。

20171105okadawaka10.jpg

ここで、緑化させる前のスプラウトをトレーからそっと抜いて観察してみました。
写真内にも書きましたが、左が密度小の中で育てたもので全長およそ14cm(茎葉約8cm、根約6cm)、右が密度大の中で育てたもので全長およそ17cm(茎葉10cm、根約7cm)です。
今回取り出したものは密度大のが一回り大きかったです。

それから興味本位でこれを食べてみました。もちろん生でそのままでです。(根は取り除きました。)
味は、うーんまず薄い。キャベツといわれればそんな感じの味なような気がしますが...。
薄味ながらもなんの味に一番近いかといわれると、スーパーのお総菜売り場にあるポテトサラダに近いです。主観なんですけどね。
面白いです。

五回目の更新はこのくらいで...。

コメント

農学部・岡田さん

 こんばんは、遺伝の渡辺でございます。誰が最初の5回目の投稿になるか、楽しみにしていたのですが、着実によいペースで報告していますね。最初の写真のニンジンの放置していたものを観察してみようと思ったのもの、この展開ゼミの影響でしょうか。であれば、うれしいですね。今まで見ようと思わないものに、目が行くようになったのは、とても素晴らしいことですから。続けて、他の野菜など、色々なものを観察してみて下さい。どうしても徒長すると言うことで、水を控え気味ですが、外での栽培をしている場合、土は意外と乾きます。湿度は50%を切っていますし、気温もそこそこに上がります。風もあります。なので、もう少し水をやってよいと思います。茎ブロッコリーもニンジンも、ぼちぼち、施肥のタイミングですね。少し離れたところに、5~7粒くらいやってみて下さい。あとは、その効果が見られたら、少し間をおいて。いずれ、よく観察して、それ以降の施肥をやってみて下さい。

 ニンジンもネコにめげず、がんばっているのは心強いですね。というか、ほっとしますよね。こちらもぼちぼち、施肥のタイミングだと思います。やってみてください。スプラウトは、そうですね。一番長いものと短いものを計るとか、それがあってもよかったですね。これからやってみてはどうでしょうか。植物がちょっとした光にも反応するということ。それだけ、植物が光に依存していると言うことだと思います。栽植密度と生長の比較は難しいですが、いずれ、収穫したときに計測をして、比較してみて下さい。試食ももちろん、goodです。やっていることから色々なことを吸収して、植物とともに成長して下さい。文章もしっかり書いていますね。これも続けて下さいね。


 わたなべしるす