東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

野菜ズの経過観察2:ホウレンソウ(文:中里早希)

2017年12月17日 (日)

こんばんは。中里です。

12月も中旬になり、大分寒くなりましたね。登下校がつらいです。

下校時に定禅寺通りを通るので毎み光のページェントを見ています。きらきらしてとてもきれいですが、カップルや友達・家族連れが多い中、毎晩一人で観ているので、だんだん何も感じなくなってきました。

定禅寺通りからイルミネーションを見上げている人が多いですが、私は定禅寺通りそばにあるせんだいメディアテーク4階の仙台市民図書館から観るのが好きです。


12月16日21:16 気温18度 湿度54%

今回は、久々のホウレンソウの報告です。

20171217011341-445840b9eb901519caa1ce4cb8c2e3b7bbafb52e.JPG以前、3つの内、ひとつしか発芽しなかったと書きましたが、水のやり方を改善したところ、残り2つも発芽しました。

前回のホウレンソウの報告から比べると大分生長しましたが、ミニダイコンに比べて全体的に細い気がします。

20171217011917-28a0b82d6c2ff6a108a5a834b9e917e5c6be6f8d.JPGピンとしている葉の内1枚の写真です。葉、茎共に長さは5㎝。葉も茎も緑色で、触ってみると薄いながらも葉脈の凹凸が感じられます。表面に細い毛のようなものがありふさふさしていたミニダイコンも葉と違い、ホウレンソウの葉はつるっとしています。触った感じの葉の厚さは、厚い順からミニダイコン、ホウレンソウ、豆苗でしょうか。

20171217013210-e7e3350efd66e197f97cc51686d9ff4edad23078.JPG葉の裏からは、葉脈がよく観察できます。

20171217013324-07cf9cf136d9825229323e7dbb597a4bbde6c7e2.JPG多くの葉の形は楕円形でしたが、中には四角形のような形の葉もありました。

また、今回ホウレンソウの追肥を行うことにしました。

20171217014032-e33e1136fd3a36ce51f547bcb00164bbac3b403d.JPGホウレンソウからできるだけ距離を取り、3か所に肥料を置きました。1か所につき肥料は7粒程度。ひとつまみ分ですね。

この後、肥料の上に土を被せ、水をかけました。


以上がホウレンソウの報告ですが、ホウレンソウの栽培にあたり、ふたつほど悩みがあります。

ひとつは上でも書きましたが、ホウレンソウが全体的に細いこと。そのせいで、ホウレンソウが少し傾いています。

20171217014650-b33146e9ffc288d0ca30315b062201e838512ad1.JPG1番考えられる原因は、徒長でしょうか。だとしたら、問題は日光不足かと思います。あるいは、最近夜まで大学や図書館にいるため帰りが以前よりおそくなってしまい、ホウレンソウに段ボールを被せる時間も遅くなってしまったのが悪かったのかと思います。

このままだとホウレンソウが鉢の外の方にさらに傾いてしまうと思い、紙で輪を作り外向きに傾くのを防止しました。効果があるといいですね。

20171217015723-45f66bafebeb7268ebe097b4f58091ce46f874a5.JPGもう一つは、間引きをするか否か、あるいは別の鉢に移すかです。現在ホウレンソウが植えられている鉢は、ミニダイコンの鉢より小さいものです。

そのため、この鉢にホウレンソウが3株あると窮屈な感じがします。

ホウレンソウを大きくするには間引きを行い株同士の間隔を5~7㎝にするとよいそうです。(参照「ホウレンソウの育て方と栽培のコツ」)

せっかく育ったのでできたら全部育てたく思い間引いたものを別の鉢で育てるのもいいかと考えたのですが、いろいろ考えるうちにもう12月半ばになってしまいました。次ホウレンソウの報告をする時には、結局どうしたのか報告したいと思います。

次回は、豆苗の食レポとミニダイコンの報告です。ではでは、また後日。

コメント

文学部・中里さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。中里さんは室内だけでの栽培でしたよね。たしか。室内で栽培すると、どうやって夜温を下げるかということ。また、日照をどの様に確保するかが問題です。その分、少し柔らかめのホウレンソウになると思います。他の受講生の方は、外に出しているので、野性味のあるしっかりした葉っぱですが、これは、どちらかというと、温室栽培というか、野菜工場というか。どうでしょうか。是非、他の受講生のと比較してみて下さい。でも、その割には、よく頑張っていると思います。悪条件下で。あと、間引きをすることはないですよ。ホウレンソウを大きくするのは、畑での話で、。。この日当たりなどを考えると、今のままで十分かと思います。もったいないです。今のままで、講義の最後当たりに収穫して、食レポというのも。もちろん、色々やってみるのも。あと、細かなことは、ラボスタッフのオガタくんがコメントしてくれると思いますので。


 わたなべしるす




ー 追記 ー

 ページェントもそこそこいいですね。私は単色なのがいいと思っています。ちなみに神戸のルミナリエは対照的に色とりどりの壁絵のような電飾です。

 ホウレンソウ、確かに頼りなげですが、それでも踏ん張っている気がします。室内にしてはよくできています。軟弱で倒れそうなのは仕方ないことですが、紙輪の工夫をされましたか。あとは日照をでっきるだけ確保して下さい。上のコメントにも書かれていますが間引きは必要ありません。

 全然関係ないですが前回報告で「キュウ」と「ニュー」というのがあったので思い出しました。私の家の近くでふと見ると「アベニュー不動産」という店がありました。ふうん、洒落た名にしたもんだなあ、と思っていました。するとつい最近気が付いたんですが、近くに古い不動産屋で、阿部不動産というのがあったんです。つまり、そこが移転して、新しく名をつけた際、そんなことに・・

 ではまた、報告お待ちします。

 ラボスタッフ・オガタ