東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

もうすぐ冬休み(農:榊原里奈)

2017年12月23日 (土)

こんにちは。毎回題名を迷ってしまう榊原です。
世間はクリスマスですね...。

20171223150630-b03294b81f13cd270a545fb1a198ca2ef7a754b0.jpg
この前初めて光のページェントを見ました。とてもきれいでした(^^)

さて、経過報告に移ります。


キャベツ

12月16日
天気:曇り時々雨
最高気温:7.9℃ 最低気温:1.6℃ 湿度:72%

水やりと追肥を行いました。

20171223150718-574abf51156d51a24b25565c088926123ff0a118.JPGまず1号から。葉の大きさは①6.5×4.5㎝、②4.5×3.3㎝、③5.6×5.1㎝、④3.2×3.1㎝でした。

20171223150803-96782a283412fc68de613e56a19607daf4853e53.JPG続いて2号です。葉の大きさは①5.0×3.5㎝、②4.2×3.0㎝、③6.4×5.2㎝、④4.3×3.5㎝でした。
全体的に茎が徒長してしまいました。やはり日照不足が原因なのでしょうか。

20171223150835-6969374b5354d1af658ed6b8768e8280d6526a70.JPG③のくきについて1号と2号で比較してみると一目瞭然です。
茎の長さを測ってみると、1号は2.0㎝、2号は4.0㎝でした。
徒長してしまったものは仕方ないのでこのまま見守ってみます。


12月19日
天気:曇り時々雨
最高気温:9.3℃ 最低気温:-0.3℃ 湿度:71%

水やりを行いました。

20171223150952-2d44fa7119531e252cbc7e5c31abbc3877b27fd3.jpg1号の写真です。葉の大きさは①6.5×4.5㎝、②4.7×3.3㎝、③5.8×5.5㎝、④3.5×3.5㎝でした。

20171223151103-bb38ad44cd993569fabb01c39412f42aabc1c344.jpgこちらは2号です。葉の大きさは①5.1×3.6㎝、②4.3×3.3㎝、③7.5×6.0㎝、④6.1×5.4㎝、⑤3.4×2.1㎝でした。
茎が徒長してしまったものの、2号の方が成長が早いようです。

そして、ひとつ気になったことがありました。

20171223151129-e7fba5faff3b22a47cfbd0d1b7963a1bf7f553d4.JPG1号(写真右)の④の葉の裏が紫色になっていることです。2号(写真左)では紫色になっていませんでした。
調べてみると、キャベツなどのアブラナ科の野菜は寒さにさらされると凍らないようにアントシアニンという色素を合成するようです。
そのため、葉の表面や裏側が紫色になることがあるとのこと。(参考:株式会社まつの
なるほど。病気ではないと分かり安心しました。


コネギ
12月16日
天気:曇り時々雨
最高気温:7.9℃ 最低気温:1.6℃ 湿度:72%

20171223151244-efe625be51c09b93d75d81091997a3c98cdf9207.JPG高さは①6.0㎝、②6.0㎝。③6.6㎝でした。


12月19日
天気:曇り時々雨
最高気温:9.3℃ 最低気温:-0.3℃ 湿度:71%

20171223151314-c5d4265ec0a679a860747a2dd2e02e3690412a62.jpg高さは①6.0㎝、②6.0㎝。③6.6㎝で変化ありませんでした。

コネギの方はあまり成長を感じられません。

そこで、③のコネギについて高さをグラフ化してみました。

20171223151521-5501fcebbeed48402a4626bd6a6fe116044115ca.jpg縦軸が高さ、横軸が発芽からの日数です。20日から30日で低くなっているのは先端が枯れてしまったためです。

発芽後40日ごろからほとんど成長していないことがわかります。やはり寒さのためでしょうか。

収穫はまだまだ先になりそうです。


冬休みは一週間ほど帰省します。鉢は置いていきます。

水やりについて工夫できることがあるか調べてみようと思います。

コメント

榊原さんこんにちは。

 タイトル、今回もそのまんまです。しかし、この素直さがいいと思いますよ。俳句などでは初心者ほど詰め込み過ぎて、工夫を入れ過ぎにしやすいものです。素直な表現でスルっと書いた方が味があります。

 さて、キャベツは一号二号ともゆっくり育っていますね。茎の色の変化にもよく気が付きました。ゆっくりとした変化は気が付きにくいのですが。写真で記録しておくと、一目瞭然でわかりますね。

 徒長との話ですが、茎の長さはどこを測られたのでしょう。画像では分からなくて。もしかして葉のついている元の部分、つまり葉柄なのでしょうか・・

 コネギは本当にゆっくりですね。当研究室のコネギも同じようなもので、集めてもまだ一口にもなりません。そういうものなのでしょう。

 帰省時の対応について、他の人のやりかたを参考にして下さい。水切れを起こさないようにしましょう。数日なら光が弱くても大丈夫で、むしろその方が乾燥から守れるのですが、さすがに一週間日陰では厳しいものです。この場合は位置はそのままの方がいいですね。

 帰省、といってもこの場合は東京ですね。変わった風習は無いのかと思いますが、都会の空気を味わうのもいいですね。私が以前東京に一月一日行った時は、吉野家が閉まっていて唖然としました・・

 ではまたアップお待ちします。

 ラボスタッフ・オガタ



農学部・榊原さん

 こんばんは、遺伝の渡辺でございます。例年、仙台はこのシーズン、雪が降ることが多いのですが。意外と暖かいですが、明日以降寒くなるので、どうなることか。キャベツです。ラボスタッフのオガタくんが書いてくれているように、見る限りは「徒長」を感じないですね。キャベツは茎がこのシーズン、ほとんど伸びないで、葉っぱが2/5の葉序(開度)で出てくるようになっています。茎が伸びないで葉っぱが出てくるので、結果として、キャベツのような形態になります。その当たりは、実際のキャベツの横断面を見て、考えて見て下さい。ここからは「施肥」のタイミングを短くすることで、葉っぱの枚数を多くすることになるかと思います。アントシアニンの蓄積があるのも、植物として自然な反応をしているので。

 小ネギの生長が止まっているように見えますが、次の葉っぱの展開を待っている状態ではないかと思います。グラフにしてみると、よくわかりますね。niceです。計った数字を定期的にグラフ化してみて下さい。あと、キャベツ、小ネギのどちらもですが、少し作土が減っているのが、気になります。作土の体積が減ると、根っこが伸びる部分の体積が減るので。土を足すことに加えて、下に入れ込むようにしないといけないので。。。年明けの宿題でよいですので、何か、工夫をすることを考えて見て下さい。あとは、年末年始の1 weekの水やりですね。工夫をしてみて下さい。できるだけ、日陰におくようにすることですね。まずは。。。他のコメントは、ラボスタッフのオガタくんのも参考にして下さい。


 わたなべしるす