キャベツ、実家で急生長!!(農:小笠原千夏)
2017年12月31日 (日)

こんにちは。農学部の小笠原千夏です。
青森に帰省しました!!
やっぱり雪が多かった。。。
でも、雪が積もっていると、不思議と体感温度が少し高いような気がするんです。
前回の投稿からしばらく時間が空いてしまいました。すみません。。。
まず、帰省前のキャベツとハツカダイコンの様子を報告します。
キャベツ
12月11日(月)13時 晴れ 最高気温14℃
ハツカダイコン
12月11日(月)13時 晴れ 最高気温14℃
ハツカダイコンの双葉、片方は完全に萎れてしまいました。
本葉が大きくなってきているので、このまま枯れずに育って欲しい!と思うのですが、とても心配です。
先日、渡辺先生にアドバイスをいただいたのですが、
ハツカダイコンが枯れている原因は、塩害かもしれないようです。。。
以前、土の表面が湿るほどの少量の水を、毎日与える、という水やりの仕方をしていたのですが、
そうすると、土の中の養分が、水がかかった土の表面に吸い寄せられて集まり、ちょうど植物の根がある部分で、栄養分が過剰に濃くなってしまいます。
そのせいで植物に負担がかかり、枯れてしまったのかもしれません。
解決策として、
☆鉢の底から水が流れ出す程度に水をやる、を3回繰り返しました。
1回水を与えた後は、鉢の底から水が流れ切るのを待ってから再び水を与えるようにしました。
これで、土の表面に溜まっていた養分が鉢の底の方に流され、均されるはずです。
そして、10日後、土が乾いていたので、☆をもう一度行いました。
予想外だったのは、土が乾くのに10日もかかったことです。
外気は乾燥していそうなのですが、最近土が乾くのが遅いなあと感じました。
ハツカダイコン
12月21日(木)2時 晴れ時々曇り 最高気温7℃
すでに手遅れだったのか、もう片方の双葉もだんだんと萎れてきてしまいました。
先行きが怪しいので、このハツカダイコンの様子も観察しながら、
違う鉢にハツカダイコンの種を新しく蒔いてみようと考えています。
次こそは枯らさずに育てたい!!
次に帰省後のキャベツの様子を報告します。
12月27日から1月3日までの間、部屋を開けることになるため、
キャベツの鉢を紙袋に入れ、青森へ持って帰ることにしました。
ハツカダイコンの種まきは、年明けにやることにします。
実家では、
鉢を外に置くと雪をかぶってしまうと思い(温室があれば外に置けたのですが、、、)日当たりの良い部屋に置くことにしました。
二階の、東側と南側に窓がある角部屋です。
気温は24度と高すぎではないか、夜間との寒暖差が無いが大丈夫だろうか、といろいろ心配しましたが、とりあえず様子を見ることに。。。
すると、これまでのゆっくりな成長はなんだったんだと思うほど急速に生長を始め、とても驚きました!!!
キャベツ
12月28日(木)13時 雪のち晴れ 最高気温−3℃
写真中央のキャベツ、長い間双葉のままでしたが、ようやっと本葉が生えてきました。
右側のキャベツの本葉も大きくなりましたし、
さらに、今まで土の中で眠っていたのか、新しい双葉も出てきました!
やはり日光がよく当たるから、あるいは気温のせいでしょうか。
実家では6時間以上直射日光が当たります。
もっと日光を当てれば良いかもしれないと考え、鏡で反射させ反対側からも日光が当たるようにしてみました。
植物にとっては少し暑すぎるかなあと思いながらも、しばらくはこの状態にして育ててみます。
キャベツ
12月31日(日)13時 晴れ 最高気温2℃
たった3日で本葉はみるみる大きくなり、5枚目の葉も生えてきました!
成長不良の原因の一つは、日光の不足または低い気温だったのかもしれません。。。(?)
キャベツ
12月31日(日)15時 晴れ 最高気温2℃
この記事を書いている間にもぐんぐん生長しており、小さな6枚目の葉が現れました。こんな風に植物の生長を目の当たりにできると、とても嬉しくなります。
実家でのキャベツの急成長、また報告したいと思います。
ハツカダイコンも持って来ればよかったなあと少し後悔。。
それでは、また
コメント
小笠原さんこんにちは。
う~ん、七戸がそれほどの雪だとは知りませんでした。青森県恐るべし、です。
この駅は大変立派なもので、エレベーターもしっかりしています。確か駅の向かいに大きな産直か何かの建物があったような。私はここからバスで十和田に向かったことがあります。のどかな丘陵の牧草地が続いてましたね。十和田でバラ焼き食べ、八戸に向かおうと思ったら、本数がほぼ無い。長い商店街を往復して時間を潰してから向かいました。
さて、植物はハツカダイコンが枯れてしまい、こちらも残念です。実のところなぜこうなるのか私にも分からないんですね。鉢の土は、以前とは異なりしっかり水分が確保されているように見えます。また、水やりも基本通りにきちんとされているのですね。言われたことをしっかり実践されるということ、これは褒めてあげたいです。意外にこれはできないものなのですよ。どんな人でもやはり自分で持っているやり方というものが存在して、完全に納得しない限り、なかなか変えることができません。半信半疑でも言われたのでそうやる、というのは。逆に完全に納得したから動く、というのは従うということとは違う意味のことです。例えば研修医を指導する場合、なぜか経験が無いのに頑固に投薬を変えようとしない研修医というのが本当に多いものです。
話は戻って、しっかり水をやれば鉢はそうそう乾きません。植物が無ければ週一回で済むでしょう。さてしかし、どうしてハツカダイコンがこれほど・・・ 一つ気が付くのは子葉が黄色いことです。これは日光が足らないことを意味しますが、それにしては胚軸がそんなに長くないのです。低温と弱光のコラボなんでしょうか。
キャベツはよく実家に運びました。鉢を落として割りやすいのでお気をつけて。昨年は金沢駅で割った人もおりましたので。実家の様子、私は何か絵が置いてあるのかと思いましたが、よくよく見てみれば窓なんですね。しっかりしたペアガラスの木枠で断熱性能が高そうです。そして24度とは、さすがに北国、室内は暑いほどですね。アイスが美味しそうです。恐らく夜間も同じような温度なのでしょう。
暑すぎるということはないと思います。24度は仙台の日中温度でいえば5月くらいでしょうから。ただ、心配するのは仙台に戻った時に温度差がありすぎてダメージにならないか、ということです。
日光についても鏡を使って工夫されていますね。しっかり緑化しておけば、仙台での弱光でも光合成に有利でしょう。この結果から、先ずは日光の確保を目指すのが第一かもしれません。温度条件は他の受講生も大差ないはずなので。
さてここから、今年(書いているのは1/1)どうなるか、期待しています。
ラボスタッフ・オガタ
農学部・小笠原さん
あけましておめでとうございます。遺伝の渡辺でございます。残り少ない展開ゼミですが、がんばって下さい。七戸十和田駅、ずいぶん、伺ってないです。例年よりも雪が多いのでしょうか。さて、ハツカダイコンは残念でしたね。ラボスタッフのオガタくんが書いてくれてあるように、やれるだけのことをやったあとですので。今回のことで色々なことを学んで下さい。是非、それを最後の報告の時にでも書いてもらえればと思いますが、どうでしょうか。
キャベツが年末年始の休みで自宅に戻られたとは。。。無事に、植木鉢が戻れたのは、何よりです。また、北海道並みの保温効果でしょうか。生長はよいようですね。あと、少し気になるのは、土がどの写真もぬれていますね。水やりはくれぐれも乾いてからということで。その当たり、ハツカダイコンでの失敗を活かして下さい。年始の休みもあっという間ですが、ラボスタッフのオガタくんが書いてくれているのに、仙台にもどってから、どの様に馴化するかですね。そちらにいる間に考えて見て下さい。それから、ラボスタッフのオガタくんのコメントも参考にして下さい。では、今年もがんばって下さい。投稿も楽しみにしておりますので
わたなべしるす