東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ロマネスコ異変(工:田村秀人)

2018年1月14日 (日)

こんにちは工学部の田村です。

今まで順調に育ってきたロマネスコですが、

帰仙してすぐのこと

20180114165034-3d426a49d6c1ebbf3e2ce9b52ead1a836e4073c9.JPG一番最初に出てきた本葉と2番目の本用が黄ばみ始めました。水もきちんとやっていましたし、肥料もあげたばかりだったのでこの時は様子を見ることにしました。

しかし葉は次第に枯れていき、今では

20180114165314-4a614208bc836fd5c813d5deaf0714c6517fdc98.JPG完全に枯れてしまっています。

そして、牛乳パックのほうも

20180114165422-58fe158e51dfb396e8fd440c0146b9b21fbc0d5b.JPG

2番目に出てきた葉がぐったりしてきています。


ほぼ同時に両方の鉢で異変が起こっているのは不思議です。まず鉢の大きさが違うので水やりの頻度も違いますし、肥料も目分量で大まかにあげているので条件がそろうとも考えにくいような気がします。気温に対する反応なのか新たな成長の兆しなのか、これからも慎重に経過を見ていきたいと思います。

コメント

田村さんこんにちは。

 ロマネスコ、ここまで本当に順調でした。この大きさは、当研究室のものと遜色なく、たいしたものです。今回は下葉が枯れてきたのですね。植物に元気がなくなると、さして重要でない部分から切り離し、そのリソースを他に回すことをします。

 つまり今、ロマネスコは守りに入っていて、いい状態ではないのですね。下葉の一枚二枚のことなら大事ではないのですが、このまま下から枯れあがっては危険です。

 その原因を考えるにあたって非常に良い考察をしています。それは他の鉢(牛乳パック)の植物と比べていることです。こうやって少ない情報から正しい解をみつけましょう。

 結論から言えば、帰省時家を空けていたのであれば、その間の気温低下のショックがあったのでしょうか。あるいは最近窓辺に鉢を移動させたので、そのショックでしょうか。植物は移動を嫌がるものです。一番可能性が高いと思ったのは、帰省時の乾燥です。この場合給水システムはありませんでしたので。正月中仙台は暖かい日も時々あり、天気も良かったのです。なので土に湿り気が残っていたようでも何かの拍子に足りなくなったこと(蒸散に給水が追い付かなくなった)もありえます。まあ、一つの可能性というだけですが。

 それならば、さほどの心配は要りません。適正な給水に戻してやり、窓辺があまりに冷気が来るようならまた離してやればいいと思います。冷気は意外な温度で流れているかもしれません。

 車の運転で言えばS字カーブで脱輪しかければ少し戻ってやりなおせば減点もなくオッケーなのと同じです。さて、最終報告もどうなるか楽しみにお待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ



工学部・田村さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。基本的なことは、ラボスタッフのオガタくんがコメントしてくれています。気になっているのは、同じようなことです。オガタくんのコメントにあったように、窓際のところは、日中はそれなりに暖かいのですが、夜はかなり冷え込みます。窓に結露ができてないでしょうか。渡辺の自宅は2重のサッシになっていますが、それでもだめですね。アルミの枠が冷えるので、その分、冷気が中に入るのではと思います。状況が全てつかめないので、例えば、昼間は窓際に。夜は、少し離して。ということでいかがでしょうか。

 あと、枯れた葉っぱは、手でちぎって、除くのがよいです。はさみだと、万が一、植物のvirusがついていると、はさみを介して、感染する可能性がありますので。まずは、もう1週間程度、様子見をして、それでも下から枯れ上がるということでしたら、できるだけ早く記事をあげて下さい。できるだけ、詳細な写真と。多分、大丈夫と思いますが。。


 わたなべしるす