東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

はじめまして。(工:番場崚太郎)

2018年10月10日 (水)


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はじめまして。工学部一年の番場崚太郎です。"自然に親しむ会"という登山中心のアウトドアサークルとハンググライダーサークル"まんぷく"に所属しています。上の写真の十分一山というところで主に活動しています。パラグライダーではないです。キッドが乗っとるやつです。この展開ゼミでは小学生の時の朝顔くらいしか植物を育てた経験がないのでもらった種を育てきれるかわかりませんが試行錯誤してやっていきたいと思います。


僕が育てることにしたのは白菜とルッコラでございます。ルッコラはよくわかりませんが白菜はキムチ鍋でいただきたいです。例によってはじめに種子の観察をしてみました。P_20181005_192441.jpgルッコラはだいたいの種は大きさが約2mmくらいでしたが形は球のようなものからゴマのように細くなっているものまでいろいろありました。色はほとんどが黒っぽい茶色でしたがいくつかは黄色っぽいものがありました。白菜の種も大きさは約2mmくらいでしたが、形はほぼ球状でした。こちらはすべての種が一様に濃い茶色でした。


種の観察を行ったのは金曜日の晩で、ハングでその日の晩から月曜日の晩まで帰ってこれないことになっていましたが、ついでなのでとりあえずその日のうちに種まきをおこないました。P_20181005_193814.jpgP_20181005_193830.jpg白菜の種はもらってきたシャーレにぬらした二枚のろ紙を敷いたものの上に7粒を適当に並べました。ルッコラの種はプラスチックのコップにぬらしたキッチンペーパーを敷きこちらも7粒置きました。暗いところにおいておけとのことなのでキッチンの暗そうなところにおいて飛びに行ってきました。


月曜日の晩、帰ってどうなってるか見てみると、、、IMG_2314.JPG写真ではわかりずらいですが白菜のほうはすべての種から芽が出ておりましたが、ルッコラのほうはキッチンペーパーがカサカサに乾いており種にも何の変化もありませんでした。明らかにキッチンペーパーが足りなかったですね。

とりあえず白菜はもらってきた鉢に土を入れ、そこに浅く埋めました。じょうろがなかったので有り余るビニール袋にシャーペンで穴をあけ、それで水を与えました。ルッコラはキッチンペーパーを増やし同じ種でもう一度発芽を試みてみます。

それでは次の更新で。バンバ

コメント

番場さんこんにちは

 シンプルな報告で、いいですね。これを読んでいる方でまだ第一回目をアップしていない人がいましたら、是非気負わずにさらっと一回目をアップして頂ければと思います。一度やってみれば要領が分かりますからトライして下さい。

 さて、自己紹介は「キッドの」というだけでイメージがつきました。しかし、パラグライダーと違って重心が上にありますから難しそうですね。だいたいにして無尾翼なので安定しうるものなのでしょうか。そもそも高所恐怖症があったらダメなんでしょうね。

 さて、栽培植物ですがハクサイを結球まで持っていくのは難易度高いですよ。今のうちできるだけ成長させましょう。種を播いて丸三日、根はもう結構伸びています。最初に紙にうっすら水が被る程度にしておいたとしても、三日ではぎりぎりでした。根は一度乾くとダメージ大きいですから。それにこれ以上時間が経つと、根の根毛が紙に貼りついてしまい、剥がれなくなってしまいます。

 もう一つ種を播いた後は暗所で、というのが皆さんに伝えきれていないようです。スプラウトの場合は芽を出させて収穫しますので、播いたあとは完璧な暗所にして下さい。そこでできるだけ伸ばし、伸び切ったところで一日光を当てます。するとたちどころに葉緑体が合成され緑に変わってきますので、そこを美味しくいただく、というわけです。

 暗い場所、といってもコップが分かるくらいの光があるならアルミホイルなどで遮光すべきですね。またこちらのコップは乾いてしまったとのことなので、上が開いているのでしょう。覆ってやる方が湿度を保てますので安全です。ややこしいことを言うようですが、これが夏場でしたら下手に覆うと酸素不足になりますし、腐敗防止のため水洗いが必要なので覆いがあるとつい億劫になってしまいがちです。しかし今からの季節ではさほど腐ったりカビが生えたりしませんから覆う方がいいでしょう。ただし水の補給自体は忘れないで下さい。種がちょうど浸るくらいの水が必要です。

 今回の場合、最初に発芽フェイズに入ってから水が切れたのでは、再び発芽できる力はないかもしれません。種はおそらくまだあるでしょうから使ってみて下さい。というより一回の種の量が少なすぎです。もっと密でないと上に伸びてこないと思います。

 さて、ここからは鉢栽培用の話です。ハクサイの種蒔き後、本当なら適度に明るい場所がいいです。直射日光では高温で乾いたり根がいじけたりしますが、適度な明るさがないと最初から徒長してしまいます(播いて一日で鉢に移すならいいのですが数日置いてしまう人もいるため)。これがもしハクサイではないサラダナなどでは光で発芽スイッチが入る好光性種子ですので、そんなに強くなくとも光が必ず必要なところでした。

 用具について工夫してなんとかやってますね。ジョウロ、あればいいのですが代用品でも構いません。加えて定規と温度計は必要になってきます。それと皿でも使えますが鉢受けですね。

 次回、鉢に植えている様子の写真を期待します。それでこちらも水やりの頻度や量が適正か、土の量が合っているか、など見ることができます。また、どこに置いているか(室内か室外か)、日光が何時間当たる環境なのかも教えて下さい。

ではまた

ラボスタッフ オガタ