東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第一回栽培記録(法:小竹大地)

2018年10月11日 (木)

    先週の10月4日をもって、大根とロケットサラダの栽培を始めました。仙台は気温が低く晴れる日も少ないのでうまく成長するか不安ですがこれからがんばっていきたいと思います。



DSC_0327.JPG 大根の種子は二日ほどで発芽しました。見たところ、色が白いため教授がおっしゃっていた通り、はじめに出てくるのは芽ではなく根っこであることを実感しました。

DSC_0335.JPG
 鉢植えに植えてから一週間たった現在の状態です。種を五粒植えたところ、一本間引いたため、四本生えています。これからどのような形に変化していくのかが楽しみです。また、調べたところ、間引くのに適しているのは、他のと比べて弱々しかったり、地面と垂直に成長していないものが望ましいとされていましたが、写真の通り、どの種もほとんど同じ成長の仕方をしていたのでどれを間引くかには決めるのに時間が懸かりました。DSC_0334.JPG ちなみに、これが間引いたやつです。他のものとほとんど変わりませんでしたが、少し斜めに伸びていたのでこれを間引くことにしました。いまいち、調理の仕方がわからなかったので煮物の上に置いて食べました。DSC_0330.JPG 最後に、ロケットサラダの成長について書きます。いい感じのスポンジとかが無かったので、ロケットサラダも土に植えました。ロケットサラダは大根と比べて成長速度が著しく、これは三日前の写真ですが今ではこれの倍ぐらい生えてます。

 最初に芽が出るかが自分の中では一番不安でしたがどちらも無事に芽が出たときはとても安心しました。これから冬に近づくにあたって、どんどん寒くなるので温度調整や湿度に特に気を配りながら成長させていきたいです。

コメント

小竹さんこんにちは

 仙台市は今の時期若干雨が多いものです。しかしこれ以降は晴れが多くなり、むしろ乾燥がひどくなります。乾燥している分、体感温度も低く感じます。早めにコートの準備が必要ですね。年明けにはしっかりしたオーバーコートかダウンが一着必要になります。

 今月はハロウィン、その時には仙台にもコスプレの人が出てきますが、寒そうです。そして来月初めに学園祭、これもちょっと寒いですね。

 東北大は全国あちこちから来ますので、冬は妙に厚着の人も薄着の人もいます。スタンダードには男子は紺色のダブルボタンのフェルトコートですね。

 それと一月半ばから最低気温に注意して下さい。最低温度が―5℃以下になる日が数日あります。その時油断すると水道管が凍ります。かくいう私も昨年は一度風呂ボイラーの管を凍らせました。凍るだけならいいのですが、管の破裂を招いたら大事で、水道代と復旧代がかかってきます。

 風は年間通してそう強くありませんが、早春に突風の時期があります。植木鉢も転がってしまいますから注意が要ります。

 さて、アップされたものを拝見していますが、空白行が間違って大量に入っているのでしょうか。

 これを早急に修復して下さい。他の人のアップが下に押し流されていますので、サイト自体が変わってしまったのかと思われる可能性があります。

 アップ内容の植物に移ります。

 ダイコンはもちろん大きな植物で、それなりの難易度です。ただし葉の成長自体は遅くなく、低温にも耐えるので枯らしにくいものです。しかも間引き途中の幼植物でも食べることができます。

 播種自体はとてもいいですね。やや大きめの種子なのですが水も適度だったと思います。播いた数はこれだけでしょうか。残りは失敗時のリカバリーのために保存しておいて下さい。

 鉢への土の入れ方も悪くありません。多過ぎず少な過ぎずですね。水をかけた時、土の上に貯まるスペースがちょうどいいと思います。余った土も保存しておいて下さい。それは、成長途中に増し土として継ぎ足すものだからです。

 日照条件はまた後でアップ時に書いて下さい。直射日光が当たっている様子が写真で分かりますが、一日何時間かが問題です。三時間以上あれば、まずまず問題ないと思います。また、写真では土が適度に湿っているようですが、置かれた条件に応じて水やりの間隔が変わります。どんな基準で水やりをするのかお教え下さい。

 置き場が何の上なのか分かりません(エアコン室外機?)が、皿でもいいですので鉢受けを用意して下さい。水やりの時、鉢底から水が出るまで与えるのが基本だからです。水が出てこないくらいにとどめると水不足になります。これからは水のやり過ぎで徒長、根の発達不足、水不足で成長抑制という失敗を避けていかなければなりません。

 そして温度もまた測定してくださればいいですね。

 間引きに関して、その基準でけっこうです。そしていつ間引きをするかですが、一般的基準としてはお互いの葉が1/3以上重なったら、というものがあります。しかしこの場合写真を見ますと鉢の一ヶ所にまとめ過ぎているように見えます。土表面に散らせるのが普通なのですが。そこでやや早め、本葉が1、2枚出る辺りで二本だけ残して間引きして下さい。そしてどうせ鉢の表面が開いているなら、途中の葉をとって食べるのを前提に追加で播くのもいいですね。

 間引きを食べると言うのもいいですね。幼植物はどう調理しても食べられると思います。他の受講生の方もそうして頂ければいいのですが、ただし殺菌剤処理してある種(赤とか青に着色してある)ならば播いて3週間以上してから食べて下さい。

 スプラウトの栽培で土を使うのもありです。ただし、食べる時によく洗わないと土臭いです。写真で拝見するとあまり遮光が充分ではなかったように思います。ただ、こうなれば今からは通常に育てて、適度に育ったくらいで収穫して下さい。若いうちの方が美味しいと思います。しかし大きめに育てるのもいいですね。ただコップから数センチ以上出るようだと枯れる方に行ってしまうでしょうから、その前に収穫しないといけません。

 次回のアップお待ちします

ラボスタッフ オガタ