東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第四回報告(法:川崎陽)

2018年11月 1日 (木)

どうも、川崎です。

気づいたら、気温が20度以上になる日がなくなっており、未だ嘗て経験したことのない仙台の冬に怯える毎日でございます。何事も早めに対策をした方が良いと思うので、凍結した場合のことなどを今のうちに考えて手を打っておきたいと思います。


さて栽培のことについて報告させていただきます。

前回の投稿から変わったところというと、新しい方の芽の葉がなぜか折れてしまったことと、もう一つの方の芽からほうれん草らしい葉が見えてきたことです。

まず一つ目のことに関して、葉をくしゃっと潰したような感じになっており、もう一方の葉は折り曲げられたようになっています。また茎ももう一方の芽とは違い、白っぽい茎になっていて、元気になるかどうかが心配です。土が乾いていないのに水を与えてしまったことが原因かと個人的には思っています。

二つ目のことに関してはとても喜ばしく、順調に育っています。大きさも7センチくらいになり、これからの成長が期待できそうです。

また、反射板の効果についてですが、アルミがくしゃっとしてしまい、集光効率などは落ちてしまっているかもしれませんが、鉢のところに手をかざすと、反射板の方からの光が視認できているので、機能は一応しているとは思います。写真を貼りたかったのですが、最近のケータイのカメラは本当に優秀で、明るさ調整を自動でやってしまうので、写真にはできませんでした。なんとかしてわかる形で報告したいと思います。

それでは今回の報告はここまでとさせていただきます。

コメント

川崎さんこんにちは

 寒い日には皆で誰かの家でゲーム大会とかがいいでしょうか。女子会なら鍋パーティーかもしれませんが、男子会ならそれは面倒でしょうから。日の短い夜長でも、アニメを見てラノベを読んだらすぐ時間が過ぎます。ネットの素人小説、youtubeの素人演奏を探すのもいいですね。

 さて、今回の報告は短く、焦点を絞ったものですね。

 鉢にこれだけしか芽がないのも寂しいことです。単にバラツキがあって、他の場所からも芽が出かかっているのでしょうか。それなら待てばいいのですが、もしも発芽率が悪くてこの二本だけになりそうならば、追加でまた芽出しから播けばいいですね。最終的に間引きをしてホウレンソウなら2,3本しか残しませんが、途中何があるか分かりませんし、間引いたものも食べてみるにはいいものなのでもうちょっと本数が欲しいところです。

 植物の状態、細かく観察しています。葉の折れ、そして胚軸の色の報告をしています。もうちょっと見る側が分かるように撮影していれば良かったですね。クローズアップができればそれを加えるだけで随分違います。

 葉の折れや色については、どちらの株がどうだったか記録して、そしてこのまま栽培して下さい。ホウレンソウの初期には葉によじれが入ることがまあまあ見られることで、慌てず観察して下さい。。原因について水加減を心配しておられるようです。写真を見る限りでは、確かに全部の写真で土が水に濡れています。水やりの量を変えず、頻度を下げる(3日に1回とか)のがいいかもしれません。

 反射板について、大きさもあっていいですね。くしゃくしゃさせているのは私としてはいいポイントです。こうやって乱反射させる方が長い時間有効でかつまんべんなく増光できると思います。植物は短時間に特定部位に集中させて光を与えても、有効に使うことはできません。ある一定の光量以上は光合成に使われず、無意味に消費されるものです。このくしゃくしゃ作戦はいいですね。

 最後、先回報告で半陰性植物のことを言われていたので、私も気になって調べてみました。

なるほど、種苗会社や個人の野菜栽培でもけっこう広く言われているようです。まあ、栽培する上での区分の言葉なのでしょう。耐陰性が少しばかりあるという意味合いなんですね。植物学的な分類では陽性植物の反対が陰性植物となって若干ニュアンスが異なります。

 ただ、私の感触ですとホウレンソウは光が弱いと成長がかなり遅くなるタイプのように思います。反射板が有効になるように、また徒長(他の受講生参考の事)への対処をしましょう。

それでは

ラボスタッフ オガタ