東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

③報告 中間発表ではありません(農:伊藤恵)

2018年11月15日 (木)

報告
 ご無沙汰しております。帰省したいと思いつつまだできてない伊藤です。ブログの更新ができずに申し訳なかったです。
だんだんと寒さも厳しくなってきたので、温度調節をどうするか考えた結果、簡易ビニールハウスのような物を作ることにしました(作りました)。この話は後ほどまたふれます。
それでは報告に入っていきます。(アップロードする大分前に書いてしまったので、かいわれ大根などずいぶん前の報告になってしまいました)


かいわれ大根
一回目はキッチンペーパーを使ったので、今回は水の取り替えなども考えて代わりにスポンジを使いました。種まきなどが少々難しかったですが、、、
こういったかんじです。
kaiware1.JPG
今回も同じように、発芽はドレッサーの中で行いました。寒さの性なのか、一回目よりも発芽するまでの日数が2日長かったです。また、発芽してから伸びるまでも日数がかかりました。
kaiware2.JPG

  3日後。ここからドレッサーの外で育てます。定規をあてて長さを測っていますが、少し見づらいですね、、
kaiware3.JPG
収穫の際の写真を撮り忘れてしまいました。なんたる不覚、、!食べたときの様子は次回の記事で報告しようと思います。
第一弾よりも収穫までに日数がかかりました。第一弾は約一週間でしたが、今回は11日間でした。今回はやはり気温が下がってきたことが原因でしょうか。
第3弾も育て始めたいと思います。
クレソン
冒頭でもふれましたが、この度簡易ビニールハウスを作りました。材料は100円ショップで調達したものです。透明ポリ袋と、金属のフレームを購入しました。(フレームは本当は鉢を飾るための物でしたが、今回は別の目的で使わせてもらいました。)
ただ前回の記事で、最高気温12℃ほどあればなんとか大丈夫で最低気温はあまり関係ないとのアドバイスをいただいたので、もしかしたらいらなかったかもしれません、、、やはり室内では光が足りないそうなので、今回はベランダに出して育てていきます。
kureson1.JPG
フレームにポリ袋をかぶせるだけの本当に簡単なものです。これだけだと空気穴がないので、一応所々に穴を開けました。こんな感じになりました。

kaiware2.JPG
もちろん使うのは芽が出てからですが。前回は緑が薄く、日光不足というご指摘もいただいたので、今回はきちんと外にだして育てていきたいと思います。上手くいくと良いのですが、、様子を見たいと思います。また近いうちに(本当に近いうちに)更新します。
最近寒いので皆さんも風邪にはお気をつけください。

コメント

伊藤さんこんにちは

 寒くなりましたね。私などは寝る時には猫で暖をとっています。猫は猫でほんのり暖かいノートパソコンがお気に入りになっています。

 さて、カイワレの二回目ということで、スポンジを使っての栽培でしょうか。他の受講生の例を見ますとスポンジはなかなか難しいようです。根の通りが悪いせいなのか、種子への水の供給が悪いのか、あるいは他の要因があるのかは分かりません。

 写真を見ますと、種子の密度が低いと思います。多少バラツキは出るでしょう。それとスポンジの縁から下に潜り込んでしまった種子が見えますね。その発芽を見れば酸素がどれくらい重要なのか、偶然にもみることができたかな、と想像します。日数的には少しの温度の差が非常に大きな結果をもたらすことが理解できたかと思います。生物で温度は決定的に重要です。今後、進級するにつれ実験を様々こなしていくわけですが、温度には細心の注意が必要です。人間でもお風呂の1℃の差は大きいですよ。福島の人であれば飯坂温泉の熱いのと土湯温泉のぬるいのと、差が大きいのが分かると思います。

 さて、簡易ビニールハウスという考え、いいですね。無加温のものであれば最低温度の上昇はほぼ期待できません。しかし、日中の温度は大差が出ます。本当に閉め切れば冬でも軽く30℃を越えます。そこまでせず、多少の空気穴を開けて20℃にでもしてやれば、光合成の能率はケタ違いに上がりますから充分意味があります。

 もちろん置き場はベランダにして下さい。日照が第一です。

 簡易温室の材料はけっこう高価だったでしょうか。しかしこのフレームは丈夫でしかも重量があるので、突風にも強そうでいいですね。それでも倒されるようなら工夫が要ります。それとこうやって覆ってしまうと、意外に乾燥に対する対処が遅れがちです。早めに水やりをしてあげて下さい。

ではまた

ラボスタッフ オガタ