東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

6.終わりと始まり(工:水口竜一)

2018年11月18日 (日)

豆苗の末路です。もはや水を替えても日向においても好転しない段階まで来てしまいました。

水口です。前回言ったとおり、茎ブロッコリーと水菜について報告させていただきます。

...とその前に、豆苗について少し触れさせていただきます。

今までは、当たり前に合っているだろうと思っていた育て方でやっていましたが、前回のオガタ先生の返信をふまえて、自分なりにいくつかのサイトを見た結果、このサイトに書かれている、豆苗の適した栽培方法と、私がやってきた方法を比較してみようと思います。

まずは温度です。このサイトによると、15℃~25℃が栽培に適しているとのことでしたが、私の生活方法的に、エアコンを全く使わないので、仙台の気温変化とほとんど同じように室温が変化し、朝方には5℃付近まで下がることもあります。なので、温度が低すぎたことによって生育が阻害された可能性はありそうです。

次に光です。これに関しては、明るすぎず暗すぎずの明るい日陰においてあったので、特に問題はなかったように思います。

最後に水です。ここに関しても、毎日水を替えていて、量も適切だったので問題はなさそうですが、一つ気になったこととしては、豆ごとに常に水につかっている部分と常に空気に触れている部分があり、空気に触れていた部分からカビが生えたので、オガタ先生がおっしゃっていた、豆を定期的に洗うことが重要だったのだろうと思います。

今回の考察では、温度による生育阻害の影響が大きかったのだろうとなりました。これをもって豆苗の生育報告は一区切りとさせていただきます。

次に、数日前と今日の水菜及び茎ブロッコリーについてです。DSC_0417.JPGDSC_0426.JPG

それぞれ、水分がある程度なくなり、少し元気がなくなっていた頃合いを見て水をあげているのですが、毎回、倒れていく方向は、写真左下の太陽の方向であることに気づきました。(実際の時間の流れ的には、このふたつの間に、水菜が水分を十分得て、起き上がった画像があったのですが、手違いで削除してしまったため、次回載せるつもりです。)

これが、本当に太陽の方向に倒れているのか、たまたまなのかを調べるため、現在は水菜のみを180°回転させておいてあります。

結果が分かり次第報告します。

そのほかは、時間経過によって、葉の一枚一枚が順調に大きくなっていること程度しか気づきがなかったので、以上にしたいと思います。

もう少し、細かいことに気づきたいのですが、何に注意してみればいいのかが分かっていないので、このことについては先行研究を参考にしていきたいと思います。

以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

水口さんこんにちは

 トウミョウについて、前回のコメントの通りですね。納豆パックなだけに豆が腐敗している感じです。

 各種の考察はその通りだと思います。まあ、温度はやや低かったのですが、その分急激な腐敗は防げたという面もありますので悪いことばかりではありません。水に関して、全て水中に没している種子があったのがこの場合最も問題であったと思います。つまり水中で酸素不足になり、死にかけた種子によって菌が繁殖し、成長している種子にまで悪影響を与え、やっと一回分成長させてしまっただけで力尽きたということです。カビが空気の部分に見える、というのはそこでカビが生育しているというよりは空気中で胞子が発達するので見えているということだと思います。夏場なら種子をマメに洗う(豆だけに)必要があるのですが秋以降ならば、種子が重ならないように置いて水が種子の一部に接するようにすればそこまで洗う必要はありません。

 さてここからは鉢の方へ注力しましょう。生育自体は悪くありません。ブロッコリーはそろそろ間引いて2本だけにすればいいですね。

 ただしこの水やりは明らかに不足です。植物が水不足で倒れるというのは、枯れるまで至らなくとも相当なストレスになります。ミズナとブロッコリーはまだ立ち直る方なのですが、これがナスなどなら収穫はありません。中学の理科生物で植物細胞の原形質分離というのを習ったように思います。在り得べからざる状況ですので、その手前、あくまで土の表面が乾燥してきたら水を与えて下さい。

 倒れる方向をよく見ていましたね。なかなか気が付かないことです。確かに光が当たる方向にわずかでも傾いていれば、毎回同じ方向になるかもしれません。その結果をお知らせ下さい。

 経過日数、温度、大きさなどの計測情報、そして写真も個別に撮る、真横から撮るなどの工夫もプレゼンとしてあった方がいいですね。それと追肥について他の受講生へのコメントを参考にして下さい。

ではまた

ラボスタッフ オガタ