東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

収穫に向けての中間発表(法:小竹大地)

2018年11月20日 (火)

(1)僕は大根とルッコラの栽培をしてきましたが、その中でも特に驚いたことは大根の成長の度合いの違いです。第三回観察記録や第4回観察記録あたりでも述べたと思いますが、子葉の段階ではその大きさや茎の伸びる方向にほとんど違いは見られませんでしたが、本葉が生えてくる段階になると、縦に成長するものや横に成長するもの、本葉の数などに顕著な違いが見えてくるようになりました。種を植える場所も水やりの頻度や範囲も基本的には同じようにしているつもりだったので、いったいどのようなところでこのような違いが生まれてくるのか不思議に思いました。そして理由として考えられるのは、日光や風のような外的要因だと思います。風の当たり方によって茎の生長する向きにも差異が生まれ、また大根本体が成長するにつれて、影も大きくなり他の大根の日光を遮ることも多くなったのだと思います。また、苦労したことに関しては、やはり水やりと鉢植えを置く場所です。栽培を始めたのが秋の真ん中当たりで、気温も低くなり始めていたので、水の蒸発もあまりしなくなっていたので、腐らせず枯れさせないように水の量を調整するのがなかなか大変でした。それと、栽培を始めた時期は台風が多く日当たりがよく風があまり当たらないような場所を探すのにも苦労しました。

(2)僕が去年の記事を見てなるほどというかすごいと思ったのは、直江彩花さんの8回目の観察記録です。僕は栽培に関しては水やりと日光くらいしか考慮していませんでしたので、寒さに備えるために自ら簡易温室栽培を作るという発想がとても素晴らしいと思いました。僕は大根にとってどのような環境が一番適切かまだよく分かってないので、ただ同じようなことをするのではなく自分なりにいろいろ調べて考えてみようと思いました。http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2017/2017/12/03194500.php

(3)いろいろな方からコメントをいただきましたが、最初はそもそもコメントの閲覧のやり方がよく分からなかったので、うまく実行できませんでしたが最近になってようやくわかるようになってきました。そこで、様々なコメントをいただきましたがその中でも多かったのが、客観的な情報が必要であるということです。自分が栽培を通して何を考えどのような工夫をしたかという主観的な部分も、もちろん大切であると思いますが、天気、気温、長さ、大きさ、などの誰の目にも明らかでわかりやすい客観的な情報の大切さがよくわかりました。また、その時々の状況に応じて対策を講じることの必要性などがよくわかりました。http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2018/2018/11/08222500.php

(4)今回の授業は双方向の講義ということになっていますが、正直最初のほうは仕組みについて理解していませんでしたが、コメントを受けてそれを観察記録にフィードバックするという方式は、自分一人では気づかないような部分について指摘をいただけるので、よかったとおもいます。

(5)栽培記録も後半戦に入り、収穫にむけて特に大事な時期に入ってきたと思います。そこで、まず注意したいと思うのはやはりコメントや他の人の記事をこまめに確認することです。先ほども述べたとおり、他の人からの意見というものはだいたい自分でも気づいていなかった部分についての指摘であるのでそれらの意見を大事にすることは特に必要性が高いと思います。また、天気や湿度、自分の帰宅時間や起床時間などとも照らし合わせながら野菜の栽培に適した環境を整えるように日常的に意識するように心がけることもとても大切なことだと思います。次に目標としたいことについてですが、僕はやはり大根をしっかりと収穫することを目標としたいと思います。実際に野菜を育ててみて、その気配りと世話の大変さを何度も実感しました。僕が素人だということもありますが、それでも僕が作っている量の何万倍もの量の野菜を短期間で効率よく育てている農家の専門家のすごさがよく分かりました。野菜を種から育てて何カ月かたった後に収穫するという手間も時間も懸かることを最初から最後までやりきるということは想像をしていたよりも大変なことであったので、とにかく今は無事に収穫できるように頑張ります。この展開ゼミを通して学べたことは、植物を一定の期間育てることの大変さと、毎週において栽培から得られた情報や思ったことを記事として作成しお互いの記事を公開し合うという形式を通して自分に足りないものや相手の参考にすべき所を理解し、自分の行動にフィードバックさせることの大切さです。今回の授業は双方講義型ということもあり他の人の考えに触れる機会がとても多いのでその機会を存分に利用して自分の成長の糧としたいと思います。あと一ヶ月ほどで大晦日に入り実家に帰省することになると思うので、その間は十分に世話をできるかどうかは分からないので事前に風や雪に対応できるように鉢植えを室内に移動させておきたいと思います。野菜の変化や状態を記事にあげることも大事なことですが、そのことについて自分はどう思ったかなぜそう思ったか、などのような部分も記事に挙げるようにして、今までとはまた違った視点で記事を作成するように心がけつつ、純粋に自分が育てている植物の変化や成長を楽しみたいと思います。

文字数:2262

コメント

法学部・小竹さん

 育種の渡辺でございます。topでの投稿という点については、評価できます。ただ、毎回の記事を他の方の記事と比較してみたでしょうか。この展開ゼミは、文章力をつけると言うことを目的としたものです。そのことは、シラバスの中にも書いておきましたし、多くの受講生がそうしたことを身につけたいと書いてあったと思います。そうした点を考慮すると、前半戦の投稿の文章力は、かなり不十分だったのではないでしょうか。しっかり自己を見詰めて反省して下さい。講義の出席の代わりが、記事を書くことかも知れないですが、ある意味、毎回の小テストのようなものとも考えられると思います。そう考えたとき、十分な記事を書けてないと言うことを言えば、もっとよくわかるでしょうか。是非、後半戦は、この点をきちんとして下さい。

 また、linkを入れると言うこと、他の学生さんたちはやってくれています。今回も記事のURLは示されていますが、それをclickしたら見える形ではないですね。法学部には他にも、受講生がいると思います。そうした方と、コラボすれば、さほど難しくないことだと思います。物事が分かっている、できている人に教えてもらうことも、大事なことです。横の繋がりで。上というか、教員だけが物事を教えるという世界ではないですから。上でも下でも横でも、学ぶところは、学ぶことをするように。

 双方向の意図を組んで頂かないまま、受講されたのは、残念でした。というか、逆を言えば、次年度に向けての参考になりました。そうした双方向であり、こちらのコメントに対応して、この講義が成立していることを理解された上で、受講して頂けるようにできると言うことも分かりましたので。

 最後のところに書いてあった、観察した結果が、なぜ、そうなったのか、そういうことを考え、記すようになれば、自然と文章の長さも長くなってくると思います。その分、必要に応じて、調べ物学習もできると思いますので。後半戦は、この中間評価を元に、しっかりがんばって下さい。これをベースに最後の評価をしたいと思いますので。


 わたなべしるす

 PS. 投稿をするとき、文字数を数えているでしょうか。レポートの条件を守ること、後半戦でしっかり身につけて下さい。