東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

報告14(ハツカダイコン92日目以降とルッコラの収穫;1609字)(文:鈴木亮祐)

2019年1月13日 (日)

はじめに

中間発表を含むともう15回目の記事の投稿になるということに驚きました。「光陰矢の如し」という言葉を思い出しました。正月あたりで1回分遅れるかなと思っていましたが、毎週定期的に投稿できてよかったです。今改めて最初のほうの自分の記事を見てみると、感想と観察結果を分けていたり、ルッコラとハツカダイコンの記事が分かれていて写真や文字数が少なかったりと、かなり今の記事とは違っていて、植物よりも早く自分が成長していると思いました。最終報告に使う写真はもう確保できたので、あとは文章を書くだけです。最終報告も今までの記事と同じく、日曜日に投稿できるように頑張ります。また、今回の最初の写真はこたつの上に温度計付きの時計を置いて14度になるまで待ってから撮影しました。

今回はハツカダイコンの観察結果とルッコラの収穫について載せようと思います。

ハツカダイコンの観察結果

17日(1回目:92日目 2回目:66日目)の全体像

20190113155146-1b9578e6bf6eedbce55e0a83697add799cdbb616.JPG20190113155306-a11556294bdf747949874654055f47c768f8d794.JPG20190113155430-0b6223c310ebb64ef6e4bfcbaa349521f6c9216d.JPG20190113155615-57869fe796d22a2fa4e3d3b3465ab9455d833e60.JPG

1回目のハツカダイコンの本葉の大きさを測りました。その結果は以下の通りです。

1枚目は6.2cmでした。20190113155746-1b54994a98d3b1659d246df0133354799f56edc1.JPG

2枚目は6.1cmでした。20190113160227-3fa8ac56de440d42d33b770cf046d713815307b4.JPG

3枚目は5.3cmでした。20190113160346-f8b093258d5a31cdcd5c9bccd9f1b2f16951eb19.JPG

4枚目は4.54.6cmでした。20190113160502-7711e37289ea1eacdb4f5723330de2dddea9f603.JPG

5枚目は3.94.0cmでした。20190113160649-85d9107686b5e00ad7ddbd102422060964a9dc61.JPG

6枚目は5.5cmでした。20190113160758-d810480afe1663193b9b8330c44b88a081031485.JPG

7枚目は5.2cmでした。20190113160914-3d0e102327843f76d11f2847c4ec2eb497457292.JPG

8枚目は3.7cmでした。20190113161148-e7eacd1826da9642c0f06d270e5b58a15469e816.JPG

9枚目は0.80.9cmほどでした。20190113161324-09595e845b83400ddbc963e98cc8ad43fc257924.JPG

9枚目はうまく角度を合わせることができず、正確に測ることができませんでした。申し訳ございません。角度を合わせようとすると、影がかかり、またピントが合わず撮影に失敗してしまいます。

2回目のハツカダイコンについて

本葉の大きさは3cmでした。20190113161610-cd834961d7b6f715a368bdce2f5998369422ab06.JPG

また、他の個体の本葉は以下の通りです。

小さい本葉は2.2cmと、2.3cmでした。20190113161943-6ba67dc2583b005ba2085f869bb62809770f4614.JPG20190113162226-2de799cc91766046730a9242be46e26497baecc6.JPG

大きい本葉は2.8cmでした。20190113162414-fed481e2e987e740317110c9947fd85606b91a67.JPG

3つ目の個体の本葉の大きさは大きいもので3.5cmでした。20190113162528-afee83dce1ca31f9f6b27ed754f133583234cd1c.JPG

一番新しい本葉は1.2cmでした。20190113162816-ddba896456e976d8667052637242e1e7f8b483e6.JPG

19日(1回目:94日目 2回目:68日目)の全体像

20190113164944-bfd246442e408d0b6a352128b3f2cf9d66a2d62f.JPG20190113165359-00bc2f5219961e10c6756dcb3da550de3a4f089f.JPG20190113165755-5c2127eda4439ba74844f3864506d4d3c055f6f9.JPG20190113165946-c6d3eafad45ee5d80ede8adf0d0995bfb3c483f4.JPG

1回目のハツカダイコンの本葉の大きさを測りました。

1枚目は6.1cmでした。20190113170132-6f55c3ead4c4755fe192fa20b94cdd8d306ac885.JPG

2枚目は5.7cmでした。20190113170340-e50fd15dc9b5b262b7bd4267cd59ccb7074d7a2a.JPG

3枚目は5.2cmでした。20190113170458-6a4a9b84b13e2d8e03176a15476d64d99fb0f6a9.JPG

4枚目は4.5cmでした。20190113170557-6a01435c8599d834b936088c80e79c59c2ff4685.JPG

5枚目は3.9cmでした。20190113170709-a4aef33d885fa11ab1ed12a86260307ac7bab3fc.JPG

6枚目は5.6cmでした。20190113170802-69dc2bcb1976cf176597a718dde518e2033360ba.JPG

7枚目は5.3cmでした。20190113170914-ae40056586dfdc02ff60ef801522587a21717fe8.JPG

8枚目は3.9cmでした。20190113171117-f2c0b05aba8fbfd8d5b0347050f5bf226834cffe.JPG

9枚目は0.8cmでした。20190113171236-1dec763e567e88548341046886267aa3353e2870.JPG

2枚目が小さくなっていますが、これは抑え方が悪くずれていたからだと思います。本葉の大きさがあまり変わらなくなってきました。もしかしたらそろそろ収穫の時期なのかもしれません。また、4枚目の本葉が黄色くなり、しおれています。触った感じも、他の葉はパリッとしているのに対し、4枚目だけはパリッとした感じがなく、葉の厚みが少し薄いような気がします。

2回目のハツカダイコンについて

いつも測っている本葉は3cmでした。20190113171412-0504b80fc45f1c2320982bab28bfa935a5215355.JPG

また、小さい本葉はあまり変化がなく2.22.3cmでした。20190113171507-4a18264967a9e4422bb7430e7fe4e115090966c6.JPG

大きい本葉は2.8cmでした。20190113171600-29777c41a956da8a6f9c2513c33645bce7076819.JPG

3つ目の個体は順調に成長しているようで、本葉の大きさは3cm3.3cmでした。20190113171652-6a84733ecd5669e3981bd6c3b927c85164319e46.JPG20190113171740-976ec5b8500438e8fd07f83ba86fbb2632a5e828.JPG

111日(1回目:96日目 2回目:70日目)の全体像

20190113171841-b59d2a609aa93f7a0d063c0d8897b914b8493919.JPG20190113171943-489c5e7f02a282d5733e832be5832e1c92e9f517.JPG20190113172152-8e8507a28463934a27cf781c16827d7e023b2475.JPG20190113172327-43585eadc3e46a78e1a4d440462f3caf0b0234eb.JPG

1回目のハツカダイコンの本葉の大きさを測りました。

1枚目は6.1cmでした。20190113172713-6b717fa892d10bf6b740692a9ffdad454181faf2.JPG

2枚目は5.9cmでした。20190113172900-4372c528bb32107b014e866252bb3d1110680085.JPG

3枚目は5.2cmでした。20190113173005-3b348872768e99a07027a771a1775a44ddf5f665.JPG

4枚目は4.5cmでした。20190113173139-536446974aef0c0cc94b73714bef0c0d5fef746a.JPG

5枚目は4cmでした。20190113173229-25bfa4e41744872bcbf9658f9c6f4da69b876d81.JPG

5枚目は指で隠れて、葉の様子が見えないため、5枚目の葉の写真も上げておきます。20190113173330-9d0fe053b00a350297e16962d612026bd3426757.JPG

6枚目は5.6cmでした。20190113173441-072d39315a527275dfd24ed509f3df4ab8b85f14.JPG

7枚目は5.2cmでした。20190113173540-5b53c13b311dde61948c979b8ba4ef365f24e5bb.JPG

8枚目は3.94.0cmでした。20190113173632-8dd51d445206ca16932366558562f05e96fc9799.JPG

9枚目は1.1cmでした。20190113173759-48dfa99ccaee54cd2f3af8064fed7ccae0d69630.JPG

2回目のハツカダイコンについて

いつも測っている本葉は3.0cmで変化はありませんでした。20190113173905-02d93db370aefb74f022edd0f4258d3cecebc3ce.JPG

小さい本葉は少し大きくなり、2.4cm2.5cmでした。20190113174015-5a8abbf7cbbb1a014f64d93f1803c721aa4d5915.JPG20190113174128-aefa08bd2835f795ef9b51945bd98bcd0cb359c8.JPG

一方、大きい本葉は2.8cmでした。20190113174246-3f84818be885b3e03b6d78647168f087799f9807.JPG

3つ目の個体は大きい本葉は3cmでした。20190113174346-5c84c68016904535f191f4da7d1ca5cb3ab3166e.JPG

ほかの本葉は3.2cm3.6cmでした。20190113164621-e49c93050ab0e6a084b562e3190a4089facc0a60.JPG20190113164741-3265732e467c8d2a668e8decf676998e3ba02af9.JPG

ルッコラの収穫

17日(栽培開始から18日目)に収穫しました。

収穫後の大きさを測ってみると、大きいもので5.2cm前後、小さいもので2cm前後でした。20190113155930-7cc0567f9e9641dd4638f7f4bd926085a91f67e9.JPG収穫したルッコラはおひたしにして食べました。数が少ないため、あまり味が分かりませんでしたが、今回は前回と違い、辛さが弱かったです。ということは今回はストレスが少ないということかなと思いました。食べることができる個体の割合は4割ほどだったと思います。20190113160051-1b2276520ae25ed5eee9433e73b4c0d7598e376d.JPG

今回の文字数1609文字。

コメント

鈴木さんこんにちは

 温度計での日付け表現、これはなかなか面白いアイデアでした。

 毎回書くことも、次第に手慣れているように思います。この展開ゼミを受講して頂いた甲斐があったというものです。これまで何度も繰り返し書いたことですが、会社に入るなり起業するなりした際には文章を書くのが必須になりますので、もう何でもいいですから書くことの練習をしましょう。

 さて今回の報告では年末年始を乗り切ったハツカダイコンのその後の様子ですね。

 非常に丁寧に葉の長さを計測しておられます。几帳面な性格が出ていますね。さてここから、実験科学的には「意味の抽出」をしないといけません。

 もちろん世の中の文章では、生のデータそのものを載せるだけでよい場合があります。各個人の生き方などを書いた場合は写実的に書くだけで参照になりますね。文学作品などはそうです。医学分野でも症例報告といって、ある患者の転帰を記載するだけで役に立つことがあります。

 ただし、実験科学的にはそれだけで良いことはありません。データから何を言えるのか、データの加工を上手に行い、説得力を持たせて主張するのです。

 この葉の長さの計測から何が読み取れるでしょうか。私がサラッと考えても、「この温度条件では葉の長さは6cm程度で頭うちになる」「3、4cm程度の時が最も伸長が早い」「長さは必ずしも葉の出た順にはならない」「伸長途中に何かの障害があるとキャッチアップは一定するものの、早くはない」といったことを考えます。株同士の比較、あるいは一株目の葉で途中伸長が悪い葉の存在からです。たぶん日照や肥料の関係でその時に障害があったのでしょう。

 そういった仮定を考え、本当にそうか確認します。データを上手に扱い、グラフ化したりすることはそんな場合に威力を発揮しますよ。

 さて話は戻って、ハツカダイコンはきれいに土寄せしていますので根が見えません。そのため収穫時期の判定は予想でするしかないのですが、まだまだ先のことかと思います。最大4cmくらいになるはずですので。もちろん早めでも結構なのですが。

 ルッコラは枯れかけも含め、収穫されましたか。ほんの少しになりましたがそれでもまた食レポに行きつきました。味の辛味はいかがでしたでしょうか(実は私はルッコラを食べたことがない)。辛味はストレスの多い少ないでどれほど変わるのでしょうね。

 さて試験期間で忙しいと思いますが、最終報告もお待ちします。

 そういえば実験ということで、何かでカップ焼きそばが水で可能(20分ほど置く)とのことでやってみたことがあります。

 結果、激マズでしたが、食べることは可能でした。

20190115145604-c92df72185cdcd19f67083ebc48ebf8ca2f54afb.JPG20190115145630-1b134cc497e292fd8c31140d2e798bf0bebe213a.JPGではまた

ラボスタッフ オガタ