東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2019年度展開ゼミ、スタート(10/3)(渡辺 正夫)

2019年10月 5日 (土)

 季節外れの暖かさ。どうやら来週くらいまでは続きそう。そのあとは、平年並みになるのでは。南北に長い日本。北海道では雪になるところもあるとか。。。いずれ、野菜の栽培は暖かいうちに初期生育を確保すること。そのためには、この週末には「播種」を済ませて下さい。9月にいろいろあって、10月になって大慌ての展開ゼミの準備。講義資料、栽培に必要なものは、研究室スタッフの方が用意頂き、大丈夫と思っていたら。講義室の確保が。。。前日に気がついて頂き、なんとか。。。展開ゼミ2018は「タキイ種苗プレゼンツ」。今年度は「トーホクプレゼンツ」。日本のhybrid品種育種を具現化している種苗会社とのコラボ企画。講義のところで、話をするのを失念していましたが、講義の最後には、トーホクの方から、講義へのコメントを頂くように考えておりますので。

 今年度の受講生は、経済学部、教育部、工学部、医学部、農学部、薬学部という、理系が多め。on-lineベースの講義。off-lineで双方向できる貴重な時間。講義を受講した理由など。いろいろな思いがあることもこちらも分かりましたし、意外なところも。また、渡辺が出前講義に出ていることから、かつてお目にかかったという方も。世の中は狭くできています。講義の受講を申し込んでから、部活・サークルなどの先輩から大変さを聞いた方も。大変さがある分、終わった時に、充実感がありますし、文章力がつくことはこれまでの先輩の投稿記事の通り。是非、しっかりした文章を書いて下さい。できれば、キーボードを見ないで、タイピングすることを、この講義で身につけて下さい。

DSCN2512.JPG 講義の中で話をしたように、栽培については自主的に調べて、記事を書くということ。もちろん、先輩方のこれまでの投稿記事は参考になります。身近な方で、栽培、農業に詳しい方に教えを請うなど、どの様なやり方もwelcomeです。また、毎年、受講生が新しいこと、これまでやってないことにチャレンジしてくれています。そんな方が現れるのを楽しみにしています。1回目の講義から、大変さばかりが目だったかも知れないですが、植物の生長を楽しむのも大切なこと。そして、最後には、是非、食べてみて下さい。今年は、収穫しやすい作物も準備しましたので。

 講義の中でこの言葉を使わなかったですが、植物の世話をすると言うことは「毎日が展開ゼミ」です。自宅で自学自習をするということは自由度は高いですが、植物も生き物、生命体です。しっかりを世話をすること。枯れることもあるかも知れないですが、そうならないように。web上での双方向性を持った講義形式です。これは、植物がピンチかなという前に、ちょっとした変化に気がついて、そのタイミングで記事にして下さい。基本は、1回/weekですが、何かこれというときは、できるだけたくさんの記事を書いてみて下さい。できるだけ、24hr以内に、渡辺、あるいは、ラボスタッフからコメントを返すようにしますので。

DSCN2511.JPG 最初にも書きましたが、この週末で播種を済ませて下さい。気温が高いですし、適度に、雨も降る、つまり、湿度が高い。播種にはよい条件です。もちろん、スプラウトは、あとからでもできますので。そちらは慌てることはないですから。まずは、植木鉢で栽培するものの対応を。では、半年間、頑張って下さい。こちらからも全力でサポートしますので。もちろん、最後にoff会をするのか、また、お知らせしますので。


 わたなべしるす

 PS. 来週は、いわゆる「ノーベル賞ウィーク」。植物科学は遠いので。。。何が評価されるのか、それは見ておくのは大事なことかなと。

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