東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

report1:挨拶とスタート(工:内藤晃史)

2019年10月 6日 (日)

こんにちは。今年の展開ゼミに参加させていただきます、工学部1年の内藤です。手始めに軽い自己紹介を。

出身は神奈川県の横浜市です。横浜、と言っても住宅しかないところからやってまいりました。全然キラキラしている場所ではございません。部活は中学、高校とソフトテニスをしていましたが、大学に入学してからは人力飛行部こと鳥人間をしています。トップの画像は今年の夏に部活の友達と行った、青森県の奥入瀬渓流です。また、私は青葉山に住んでいます。ですので、片平から資材を持って帰っていくのは本当に大変でした。坂はつらいし、雨は降るし...。
とまぁ、自己紹介はこの辺にして、早速報告に移りたいと思います。
1.目標
この講義で私が掲げる目標として
この講義をきちんとやり遂げること(忙しいから、を言い訳にしない)
聞き手に伝わるレポートを作成すること
を、全体としての目標にしたいと思います。無論、この2点は基本のことではあると思いますが、その基本のことを当然のごとく成し遂げることこそ重要だと私は考えています。そのため、これらの目標にしました。
2.材料
今回、片平にて渡辺教授方々から頂いたものはこちらになります。                     
DSC_1222.JPG
                           
・プラコップ ・肥料 ・シャーレ ・植物の名札 ・ろ紙 ・種子 写真のほかに ・5号植木鉢 ・3.5号植木鉢 ・鉢からあふれる出る土 も頂きました。本当にありがとうございます。
また、当日のやる気の勢いで100均から ・温度計(株式会社グリーンオーナメント、「温・湿度計MINI」) ・ピンセット ・霧吹き も買いました。必要があればまた随時他のものも買い足していく予定です。
3.観察内容・作業内容
【10/4(金曜日) 天気:雨 時刻:午前0時頃 場所:自宅内】
今回私が育てていくのはカイワレ大根、チンゲン菜、サニーレタス、ふわふわレタスミックスの4種です。
a.種の観察
それぞれの種子(ふわふわレタスミックス以外)を観察してみました。まずはカイワレ大根です。DSC_1224.JPGカイワレ大根の種は、大きさが3~4mmで色は赤茶色、形は"下流付近の小石のような形"をしていました。また、どの種にも黒い部分がありました
DSC_1225.JPG続いて、チンゲン菜の種です。チンゲン菜の種は大きさはほとんどそろっていて、その値は2mm。黒色の球の形をしています。
DSC_1226.JPG最後にサニーレタスの種です。サニーレタスの種は細長い紡錘形をしていて、縦の長さは4~5㎜、横の長さはおよそ1㎜でした。また、種には縦に複数の線がありました
b.種を発芽させるための準備
DSC_1228.JPG
プラコップに綿コットンを詰め水で湿らせた後、カイワレ大根の種をその上に蒔き、アルミホイルで遮光しました。
DSC_1229.JPG
チンゲン菜とサニーレタスは、シャーレに濡れたろ紙を敷き、そこに種を蒔き、アルミ缶の中にしまいました。
この操作時の温度・湿度は、温度計によるとそれぞれ25度・73%でした。
【10/5(土曜日) 天気:晴れ 時刻:午前1時頃 場所:自宅内】
c.発芽観察
次の日の夜中、種を見てみると... DSC_1233.JPGのサムネイル画像
DSC_1230.JPGDSC_1232.JPG
何かが出始めているているではありませんか!!!   (思わず「すげぇすげぇ!」と叫んでしまいました)
特に特徴的だったのはサニーレタスの様子で、どの芽も全て種の頂点から芽が出ていました。

【10/5(土曜日) 天気:晴れ 時刻:午後16:45頃 場所:自宅のベランダ】
d.発芽した種の移植
DSC_1239.JPGDSC_1238.JPGDSC_1237.JPG
発芽観察の時から約16時間でここまで成長してしまいました。
あまり伸びすぎても、根がろ紙にくっつき移植の際に傷つけかねないと思ったので、チンゲン菜、サニーレタス、そしてふわふわレタスミックスを早速鉢に蒔きました。蒔き方に関しては、チンゲン菜とサニーレタスは、芽が出ていてかつ5㎜以下のものを2~3粒ほどまとめて同じ箇所にまき土をかぶせ、ふわふわレタスミックスに関してはパラパラと土の上に蒔いたのちに土をかぶせました。
その後、それぞれの鉢に一つまみほど肥料をまぶして、水をかけて作業を終えました。
カイワレ大根も今日から日光に当てていきました。
この調子で約半年間頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 

コメント

内藤さんこんにちは

 横浜出身とのこと、翠嵐高校の周辺であればそんな田舎ではないのかと思います。そこに近い横浜国立大に行ったことがありますが、住宅も店もありました(横浜国立大は非常に緑ばかりでした)。

 仙台に比べれば、かなり気温が違います。仙台の冬は外で活動できないような寒さではありませんが、年によっては水道管凍結の被害が出ることがあります。正月の帰省時には水抜きをしましょう。そして仙台の特徴として、春が遅いのです。横浜などでは一年で一番気温が低いのは一月末なんですが、仙台では二月半ばのことが多いですね(ー6℃ほどになる。雪も二月半ばに多い)。特に青葉山は寒そうです(半分脅かし半分事実)。

 サークルはウィンドノーツでしょうか。ある意味東北大の看板です。会社系チームに負けず、頑張って下さい。もちろん府〇大や、〇工大にも。まあ、素材、設計、凝ると底なしな気もしますが...... 

 個人的には外形がある程度決まってしまうのも、当然といえばそうなのでしょうが面白みに欠けます。過去には京大などで先尾翼機や、二重反転プロペラなど面白いものがありました。効率はともかくダクテッドファンや双胴機があったら見て楽しいでしょうね。

 二年ほど前に「トリガール」という映画があり、土屋太鳳主演、そこそこヒットしたと思います。見ると抱腹絶倒、大変に良質の映画でここ数年のギャグ映画では筆頭でしょう。是非全国の女子高生に見てもらえれば理系女子が増えること請け合いです。

 ちなみに私は映画を年に百は軽く観に行きます。アニメ関係が多いのですが......

 

 さて本題に入り、目標がいいですね。特に読み手に分かるものを提供するのが大事です。見せ方、ですね。これは内容を整然とすること、文章を書き慣れること、文字のフォント、箇条書き、色使い、画像提供、多くのファクターがあります。最初の時間にも言いましたが、これは本当に重要なところで、この先ずっと身になる訓練です。

 それに加えて、せっかく理系なのですから、理系的物の見方の訓練もしましょう。それは論理的整合性があること、客観的数字的データにすることなどが含まれます。

 最初の用意、温度計やピンセットまで用意してくれたのは助かります。

 植物種はレタス(菊科)が多いですね。この気候なら初期生育も速くレタスには好適かもしれません。やや水やりがシビアで、過湿に弱い植物のように思います。

 カイワレダイコンの播種は適切のようです。この季節はあまりカビが生えることは少ないので、乾かさないようにだけ気を付けて下さい。二日に一度は水を確認しましょう。その際、光に当たりすぎるとすぐに成長を止めて緑化しますので、遮光をきちんとしましょう! あくまで10cm伸びたら遮光を外します!

 既に遅いのかもしれません。説明が悪いのですが、スプラウトは種子を発芽させて収穫するものであり、光合成をして大きくするという意味ではありません。収穫時期まで遮光をして大きくし、最後の段階で光を当てて緑化します。

 さて他のものの播種なんですが、粒数は適切です。

 それと、発芽がスタートすれば問題ないのですが、本当ならレタスの種子は好光性種子なので明るいところで発芽させるべきでした。その性質は、自然界で種子が他の植物に覆われていない、つまり邪魔がいないことを検知して発芽するという戦略です。

 次の記事では鉢に植えた様子の写真をお願いします。土の量、水やり、置き場、日照について知りたいものです。特に水やりが例年人によるばらつきが大きくて、コメントを必要とする部分です。

 ちなみに肥料は少しやる分には構いませんが、今のところは(一ヵ月は)必要ありません。その時期になれば肥料の置き方を指示します。

また記事期待してお待ちします。

ラボスタッフ・オガタ