第1回:播種 (医:佐々木円花)
2019年10月 6日 (日)
初めまして、医学部1年の佐々木円花です。この度、渡辺先生の展開ゼミを受講させていただくことになりました。宜しくお願い致します。
初回なので少し自己紹介をさせていただきたいと思います。
現在、部活は医学部の軽音部と陸上部に所属していて、今ちょうど大きなイベントがいくつか重なって日々あたふたしているところです。最初の写真は部活で先日海に行った時のものです。すっかり肌寒くなっていて、秋の訪れを感じました。
私は秋田県の三種町という所の出身です。この地域はお米ももちろん有名ですが、じゅんさいの生産量が全国1位です。つるつる、ひんやりで、じゅんさいを食べないと夏が来た気がしない!というくらい大好きです。ちなみにカロリーゼロなのでダイエット中の方にもオススメです。京都などでは高級食品として料亭などで出されるそうですが、身近すぎていまだに高級食品であることが信じられません。
お米の話に戻りますが、先日他地方出身の友達と話していて、白米をそのまま食べるのはありかなしか、という話になったのですが、友達は新米なら白米のままでも食べられると言っていました。ですが米どころだからなのでしょうか、私は新米でなくても白米のまま食べてしまいます。秋田のお米、美味しいのでぜひみなさん召し上がってみてください。
それではここから本題に入っていきたいと思います。
1、道具
今回いただいた栽培用具一式が上の写真になります。
・種 ×3(かいわれ大根、イタリアンパセリ、ちょい辛ミックス4)
・鉢植え 大 ×1
・鉢植え 小 ×1
・ネームプレート ×2 (イタリアンパセリ、ちょい辛ミックス4用)
・プラスチックコップ ×1 (かいわれ大根用)
・シャーレ ×2 (イタリアンパセリ、ちょい辛ミックス4 発芽用)
・ろ紙 ×2 (イタリアンパセリ、ちょい辛ミックス4 発芽用)
・肥料 ×1
・土 ×1
2、播種
これを用いて、播種を行いました。
・日時:10/6(日) , 20:36
・気温:24.5℃
1、かいわれ大根
種の大きさは約3mmでした。
3種類の中では最も大きく、球形に近かったです。
いただいたプラスチックのコップに、コットンを敷き、そこにかいわれ大根の種をまきました。
写真のコットンが非常に汚れているのは、通常のコットンを手にいれることができずに、料理用のコットンの中身を用いたためです。なんでも、コットンを加工する際にでた端材を用いているために、このように色々なものが混ざっているのだそうです。
かいわれの生育には問題ないだろうと判断し、苦肉の策で今回はこのコットンを用いることにしました。
播種した後のプラスチックのコップは、室温暗所に放置しました。
2、イタリアンパセリ、ちょい辛ミックス4
イタリアンパセリの種の大きさは約2.5mmでした。
形と、うっすら縞模様が入っている点は、ヒマワリの種に少し似ていました。
ちょい辛ミックス4の種の大きさは約1.5mmでした。
この種も球形に近く、茶色の単色でした。
これらの種に関して、シャーレに、湿らせたろ紙を強いてその上に均等に播種しました。
その後、かいわれと同じ場所に置きました。
3、抱負
学科では専門教育がちょうど始まったところで、これから人体について触れることはますます多くなっていくと思うのですが、普段の生活の中で植物については全く触れる機会がないので、この展開ゼミを通して植物に親しんでいけたらいいなと思います。
これから、これらの植物がどのように育っていくのか非常に楽しみです。毎日愛情を込めてお世話したいと思います。
(医学部1年 佐々木円花)
コメント
佐々木さんこんにちは
なるほど、軽音部と陸上部ですか。陸上部というのは少し意外でした。なんの種目でしょうね。なんとなく障害走とか、幅跳びのイメージがあります(想像)
医学部は(歯学部も)独自サークルを持ち、試合も医系同士の大会で、というのが普通でしょう。しかし陸上に関して医学部独自があるんですね。
軽音も、ギターか、キーボードか...... いかにも若者の青春という感じがします。学園祭は全学のものが主だと思いますが、出番はあるのでしょうか。
出身地秋田県、土地、風土、人情、言葉、面白そうです。私は秋田県の人というとフレンドリーでとっつきやすいイメージがあります。うちの娘が弘前大教育、私も年に十回くらい仙台弘前間を往復しますが、経路はたいてい湯沢横手、国道7号で大潟大館と回ります。そちらの三種町も途中通ってるんですね。確かにじゅんさいの店も見かけたような気がします。秋田は道の駅も多いので、売っているかもしれません。実は食べたことがないので今度は買って食べてみようと思います! その食感に期待して......
お米について、なかなか各人の好みがありますが、おしなべて秋田の米には定評がありますね! 産地・ブランドはあまり意識しないことが多いのですが、同時に食べて比べればはっきりするのでしょう。
さて本題です。
先ずはカイワレダイコン、他の人を参照したのか、手堅いですね。こういうところで医学部を感じます(いい意味で)。湿り具合もいいでしょう。しかし、やや種子の密度が少ないように思います。ある程度の密度がないと、まっすぐ上に立ち上がらず、短いカイワレダイコンになりがちですし、食べても一口で終わります。残った種子を使う際にはドンと使いましょう。
さあ、せめてきっちり遮光してなるべく伸ばす努力をしましょう。本当に暗くないと伸びが悪くなりますよ。
コットンについて料理用というのは初めて聞きました。何が混入しているのかは分からないのですがとりあえず様子を見ましょう。発芽阻害物質ではないと思うのですが。
ちなみに発芽阻害物質を出す植物は多いもので、自分の繁栄のために他を抑えるべく化学物質を使います。この性質をアレロパシーといいます。関係ないですが、うちの娘の小学生時代、夏休み理科の自由研究でそれの実験をさせたことがありました。わりときれいに結果がでたような気がします。
さて報告、用語で苦肉の策、などとすらっと出るところもなかなかのポイントですね。
他の二つのペトリ皿、これの置き場はダメです! イタリアンパセリはセリ科植物、どちらかというと好光性種子に分類されます。おそらく好光性種子については勉強したことがあると思います(可視光と遠赤外光とでの可逆性フィトクロームとか......)。なので明るいところに置いて下さい。発芽が起動すれば問題ないのですが、事実上その時には鉢に植え替えるタイミングだと思います。根が三ミリも出たら鉢に置いて下さい。その様子は他の人を参考に。特に、鉢のふちから土の上面まで1~1.5cm、多すぎず少なすぎずにして下さい。水は一度にたっぷりと。肥料はまだ不要です。
専門課程では嫌でも人を含めた動物に触りますので、植物は今のうちですね! 頑張りましょう。
次期待しています
ラボスタッフ・オガタ