東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

6.negative~ショウジョウバエやら白い粉やら~(農:粥川颯人)

2019年12月 1日 (日)

こんにちは、レポートが鬼のようにあるのについついバイトを入れてしまう粥川です。

土日の朝イチにバイトのシフトを入れることが多いのですが、土日がつぶれてしまうというデメリットよりも朝に寝ていた時間に働くことで時間を換金できるというメリットの方が大きいと感じてきました。なかなかおすすめなのでこの記事を見ている学生の皆さんは試してみるといいかもしれませんね。

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さて、本記事から中間発表で予告していた「コメントへのコメント」をしていきます。

【粥川からのコメント】

住宅メーカーごとに個性があり、セキスイハウス系は薄緑色、セキスイハイム系は薄紫色を好んで使うようです。(窓ガラスの話)

面白い話ですね!我が家は積水ハウスでもセキスイハイムでもないのですが少し青緑?っぽい色をしているような気がします。そういえば我が家の窓ガラスはペアガラスなのですが、直射日光下と単層ガラスを通した光とペアガラスを通した光のそれぞれで植物を栽培するという実験も面白いかもしれません。植物は外で育てるのが一番ということはこの展開ゼミで分かったことの一つですが、上記のような実験を通して植物を育てやすく人も暮らしやすい窓ガラスを調節するということもできそうですからね。

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微風は植物の光合成に必要な二酸化炭素の供給に役立つ

なるほど、そういうことでしたか!キャベツやアボカドの栽培に関して調べるときに何度も植物には風が必要という記載を見つけ、「植物が動かされることでホルモンが分泌されるのかな」と考えていたのですが、二酸化炭素の供給という視点は全くなかったです。

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続いて本題に入ります。


〇ショウジョウバエ、再び

〇キャベオの観察③(播種から59日)


〇ショウジョウバエ、再び

悪夢の再来です...

11/30の明け方に大量発生したショウジョウバエを駆除しまくるという夢を見ていたのですが、目覚めると視界を横切る黒い影が。確かに、ショウジョウバエでした。

前回の駆除から「全部いなくなったから大丈夫だろう」と思い、とくに対策を打ってこなかったのですが、これが完全に裏目に出てしまいました。とりあえずその日はTOEFLがあり、そのままバイトがあったので発生源のアボカドの鉢をガムテープで塞ぎました。その日は帰りが遅かったのでそれ以上何もしなかったのですが、翌日目を覚ますと特にガムテープの効果なし...どうやら鉢の下から発生しているようです。

完全に駆逐するため、心を鬼にしてアボカドの鉢ごとバケツに水没させることにしました。これでショウジョウバエの卵・幼虫を水死させる魂胆です。

先月は「衛生上よくない」など言っていましたが、今回に関しては見ているだけでイライラしてくるので完全に駆逐したいと思います。今後の記事でまた駆逐状況を報告します。

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〇キャベオの観察③(播種から59日)

前回まで屋内のキャベツは屋内で、屋外のキャベツは屋外で写真を撮っていたのですが、どうも光の当たり方が違うため色の違いを比べにくいということでどちらも屋外で写真を撮ることにしました。

IMG_0808.JPG

比べてみると、ここ数日屋内のキャベツの水やりを控えていたせいか屋外のキャベツのほうが葉に張りがあります。逆に最近は寒暖差が激しいせいか結露も多くなり、屋外のキャベツの土は常にいい具合に湿っているようです。

また、屋内よりも屋外のキャベツのほうが色が鮮やかです。葉を手で触ってみると、屋内のキャベツの表面は粉が吹いているようでした。写真では少しわかりにくいですが、左が手を触れる前、右が手を触れた後です。手を触れた後が残っているのが見えます。

IMG_0809.JPG

ちなみに、葉を触れると指にはこのような粉が。

IMG_0807.JPG

調べてみると、もしかするとうどん粉病なのかもしれません。聞いたことはありましたが、うどん粉病ってカビなんですね。

もう一つ考えられることとしては、水道水をそのまま挙げているのでカルキなのかもしれません。前に記事で書きましたが、屋外のキャベツは水やりを自然の力に任せているので屋内だけ現れたという可能性もあります。

いずれにせよ光合成に邪魔になりそうだったのですべてふき取りました。ふき取っている時に感じたことですが、この二か月間で葉が強くなったなと感じました。見ている限りではやわな葉っぱでしかないのですが、触ってみるとキャベツそのものです。やはり、成長を感じますね。

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今回はショウジョウバエやら白い粉やらで少しnegativeな記事となりましたが、植物の成長を感じるいい機会となりました。そんなことよりもまずはショウジョウバエの完全なる駆逐を推進していきたいと思います。

テスト期間はだいたい終わっているはずなのに今週いっぱいはレポートでいっぱいいっぱいになりそうです...ということでですね、次回の記事更新は12/6に行いたいと思います。思えばもう12月。クリスマスも「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開日も近づいてきています(僕としてはスターウォーズのほうが重要なのですが)。病気のシーズンでもあるのでラボスタッフの皆さんもインフルエンザ等には気を付けてくださいね!

コメント

粥川さんこんにちは

 冒頭のイラストがパワーアップしていますね。

 バイトをしているんですか。まあ、朝の時間を有効に活かすのはいいことですね。お金のこと自体は正直どうでもいいと思うのですが、「お金の価値」を知るのはいいことです。しかしまあ老婆心で言ってしまうと、バイトはあくまでバイト、働くこととは全く違います(語源は独語のネーベン・アルバイトですが)。バイトに基本責任はなく、自分で事業をするようなことではありません。なので、キャリア的にはむしろ阻害要因になります。就職の面接でバイトで頑張りました!というと逆に嫌われるのはそういうのが原因です。バイトも経験の一種で楽しめばいいのですが、ただゴロゴロするのもいいものですよ。働く苦労はあとでいくらでもやってきます。

 コメントへの返信、ありがとうござます!

 微風について、園芸的には植物種によって重要なこともあります。夏季乾燥地帯が原産の植物は日本の夏の蒸し暑さに弱く、「蒸れ」で枯れてしまう時があります。ラベンダーなどが典型的な例です。適当に枝を落とすのが元気に保つ秘訣ですね。

 本題に入り、というかショウジョウバエは本題ではないのでは?

 まあ駆除して下さい。私も駆除の経験がないので粘着テープがいいのか、めんつゆトラップがいいのか分かりません。水没で死ぬと思うのですが、植物の根がもつかの勝負ですね。植物の根は二日の以上の水没でダメージがくるようなイメージです。ちなみに、イネなどは根に通気組織を持っていて、だから水田で根が水没しても平気なのです。

 キャベツの室内栽培と室外栽培、こうして比べてみると違いがありますね。全体の大きさより(というか手がものさし?)緑の深さと葉のガッチリ感が違います。

 室外のものにも時々充分な水を与えて下さい。キャベツは割と「硬い」葉を持っていますので、ハクサイと違って萎れてくるのが遅いものです。水不足で弱るのを見逃しやすくなります。まあ、過湿にならないようこれからは5日に一度で充分だと思いますが。

 さて、その白い粉というのは、キャベツの葉のワックス成分(教授談)の可能性が高いです。うどんこ病は広範囲の植物が罹患し、一気に胞子で拡散して大変なものです。しかし、普通には初夏くらいに多く発生し、温室でもなければ冬季間に発生することは稀です。また、その病斑も、水滴を垂らしたようなまだらになるもので、葉の表面に均等に白くなることはありません。カルキでもないでしょう。たいがい表面の余計なものは葉から落とされるものです。ついでながら、そういうワックス成分は葉を保護するものです。取ってもこの場合は大差ないと思いますが、次回から取らなくて結構です。

 さて次回12/6ですか。また報告お待ちします。私もクリスマスはどうでもよく、映画の方が重要です。スターウォーズ、楽しみは楽しみなんですが、あまり期待していません。前作も前々作もそれなりの域でした。

 ただし、スターウォーズ中ただ一作、ローグワンは素晴らしいストーリーで傑作だとお勧めできます。あのラストにはあっと驚くタメゴロー(死語)です。

 今月の映画としては、「ルパン3D」、「屍人莊の殺人」、「七日間戦争」などが個人的に楽しみです。アナ雪などは観ません。シライサンなどのホラーも観ません。「午前0時」は学園物が大好きな私でも観ません。年間100以上の映画を観る(アニメ物が多い。今公開中ではリゼロ、銀英伝など)私ですが。

ではまた。

ラボスタッフ・オガタ