東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2019年度展開ゼミ、中間発表へのコメント(12/2)(渡辺 正夫)

2019年12月 2日 (月)

 中間発表が終わると、できるだけ早めに全体へのコメントを書いていたのですが、今年度は出張などと重なり、遅くなりました。受講生の皆さんに、渡辺からコメントしておきました。注意すべき点、これからの講義へのsuggestionなどを書いておきました。分かりやすい記事を書くと言うことをあまり重点をおいて、書かなかったかも知れないと思いつつ。reader-friendlyな記事を書くことを大事にして下さい。そのためにも、まずは受講生相互の中間発表とこちらからのsuggestionを読んでみてください。可能な方は次の記事で中間発表へのコメントへの対応策などを書いてみてください。

 以前は20名を超える申込がありましたが、最初の講義の時に説明したように、この講義の大変さを学生さんたちが理解し始めたのか、今年度は12名というスタートでした。ほぼ、コンスタントに投稿している方もいれば、明らかに少ない投稿というどちらかというと、二極化が進展していたのは、開講した側としては残念でした。また、中間発表への投稿も半分くらいでしょうか。最終日でした。皆さんに平等に与えられたもの、それは時間だと思います。それをいかに自分の将来を見すえたことに使うのか。最近、働き方改革など、いろいろなことが言われています。もちろん、そうした側面はあります。一方で「若いときの苦労は買ってでも。。」と言うようなことも言われていました。また、出前講義で小中高生に話すとき、失敗するのであれば、若いときの方がよい。大人になると、その失敗の反動は大きいと。前半戦で失敗したと思う受講生の皆さん。それを後半戦、さらには、その後の人生に活かすことを学んで下さい。

20191202223628-c500eb3a361d782f932c615d93faf3f0f87bf887.JPG 半分を超えるくらいの受講生の皆さんが栽培にも慣れて、順調に生育していると思います。もちろん、本であったり、netから学んだり。それもそうかも知れないですが、毎日見ている過程で、ある種の経験を積んで、勘どころができてきているのも事実だと思います。広くは農業、狭く言えば、品種改良である「育種」も経験と勘と言われてきました。一方で、それをAIなどに置き換えて、と言うことも進みつつあります。では、翻って、文章を書くということ、AIでも書くことができる時代は来るかも知れないですが、自分が書きたいであろう方向、全体の構想などは、示さないといけないはず。であれば、自分で書いた方が速いと言うことになるかと思います。なので、この講義を通じて、観察して、書くということを身につけて下さい。

 寒くなってきて、生長は遅くなってきます。その分、いろいろなところを観察して、それを記事にできると思いますので。前半戦のことをしっかり振り返り、後半戦での頑張りを期待しています。

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 わたなべしるす